キャラ紹介&イラスト―【翠鉄の夜明け団】編―
第3部にてルナは鋼鉄の夜明け団とともに新たな世界に到着した。しかし、その前に世界が滅び漂流していた翡翠の夜明け団が流れ着いていた。鋼鉄の機人と、翡翠の魔人。その体は戦うためにこそある。何の意味もなくとも激突し、その後はルナの名の下に統一された。
基本的にルナが主上でありアルカナが両者のネットワークを統合管理しているが、組織構造としては鋼と翡翠で別れている形になっている。
◆鋼鉄の夜明け団
・アルトリア(成長後ver)
3年間が過ぎ去り、成長したアルトリア。着れなくなった軍服はファーファに渡し、代わりにファーファの服を着ている。もちろんサイズが合わないのでアルカナに仕立て直させた。アルカナは文句を言っていたが、繕っているときにルナが後ろから抱きついてその様子を見ていたので満足した。
なお、ファーファとルナを妹扱いする悪癖はさらに悪化の一途を辿っている。背が高くなったが、胸が大きくならなかったのは姉らしさでアルカナに負けるようで苦々しく思っている面もある。以前は基本的に人を睨みつけるような表情をしていたが、今は柔和な笑みを浮かべている。大きな理由は”その方が姉っぽいから”だが、睨みつけたところで他人は何も変わらないという事実を知って人間的に成長したということでもある。
一度世界を救い、しかし人類から『フェンリル・ラグナロク』という最悪の形で裏切られたことは本人にも思うところがある様子。だが、ルナと団員達があっけらかんとしたものなのでそこらへんは笑顔の裏に隠している。
・ファーファ(成長しなかったver)
3年間が過ぎ去ったが、成長はしなかった。それは『シザース』の改造手術の後遺症を治すのに魔人化したため。アルトリアの軍服を引き継いで私服にしている。夜明け団的には大きな意味を持つが、ファーファとしては捨てるくらいなら私が貰うくらいの考えだった。
人類を救い、そして裏切られたということはアルトリアと同じなのだが、こちらはその意味を理解していない。本人には世界なんてものはどうでもよく、身の回りの人にしか興味はない様子。
知識こそ増えたものの、逆に行動はもっと幼くなっていく。それは孤児院で身に着けた処世術というのもあるが、心の奥底では繊細で臆病なところがありアルトリアの闇にも気付いている。だからこそ、ファーファは元気いっぱいに笑顔を振り向くのだ。アルトリアに悲しい顔をしてほしくないから。
・ベディヴィア(老人ver)
3年間が過ぎ去り、『隠者の黒石』の副作用で見る影もなく老化してしまった。体は不自由になり杖も付いているが、強力な魔力は保有したまま。
今は夜明け団の戦士としてではなく、アルトリアの従者として彼女の世話をしている。ただしそのアルトリアからは度々稽古に巻き込まれているし、なんやかんや夜明け団の”かわいがり”にも呼ばれているとのこと(一般団員はお金を払って幹部に挑戦可能)。
・ナインス・ペーペル
なぜかネームドしてしまったオペレーター。オペレーターなので、そのお仕事はアームズフォートの機械操作が主になる。
のだが、彼も男の子なので自主練や訓練の参加などしている。ただし四肢や臓器を失った訳ではないので、改造手術は受けられず体はフレッシュなまま。戦闘員達からの評価は「もう少し経験を積めばヒヨッコ程度には実力も付く」というもの。色々な意味で一歩惜しい、というのが戦闘員として見た時の彼の実情。
◆翡翠の夜明け団(トップ組)
・レーベ(幼女ver)
60余年が経った黎明卿の姿。年が経って逆にロリ化した。それはルナの似姿を真似したもの、混乱する夜明け団をまとめあげるために必要なことだった。合流する前は彼女がすべてを統括していた。合流後は管理をルナに任せて自由気ままに錬金術の研究をしている。
最近(ここ10年ほど)の悩みは「仕事をしたくない、遊び(錬金術)たい」だった。災厄を追放した後は王国の残党を適当に相手をしながら、人類生存に向けて忙しく働いていた。ルナとO5の跡を引継ぎ、魔物への対処、街々との威圧外交、食料生産施設の稼働・護衛などと忙しくしていた。
※第3部完結まで特に外見変化していませんでしたが、老化ヴァイスの画像を作ったのに合わせて後付け設定でロリ化したことにしました。状況と性格的にしない理由もなかったので。
・ヴァイス(老人ver)
60余年が経って老化した。が、外見に反して中身は衰えてなどいない。一度刃を抜けば、その殺気は往年のものと遜色がない。ただしさすがに再生能力はかなり劣化しているそう。
最近(ここ10年ほど)の悩みは「子供に泣かれる」ということ。竜の島を落とし、災厄を追放した夜明け団でも反乱勢力はいくらでも湧き出た。さらに幾多の強化人間も生まれてテロを行っていたので他の星将とともにその処断に回っていた。
・ウツロ(旧名:空皿虚炉)
ルナ製の薬で魔人化したウツロは年も取らず、力も【災厄】の多くを葬った時から変わらない。けれど生き返らせてもらった仲間が戦いの影響で早死にし、彼女だけが生き残り自ら死を選ぶこともできずに惰性で生き続けている。
ルナのことはまだ友達だと思っているが、団員のことは死にたがりの戦闘狂だと一歩離れた立ち位置で観察している。積極的にかかわることのない楽隠居的に過ごしている。
◆アダマント姉妹
・ルビィ・L・アダマント
プロジェクト前にアダマント姉妹から採取された卵細胞から作成された改造済試験菅ベイビー、何人も作られた子供たちから生き残った一人。サファイアとは特に一卵性双生児というわけではない。
元々は作成された中でも強力な魔人の一人でしかなかった。が、ヘテロクロミアで片目が紫だったことによりルナに似姿を重ねられて大きすぎる期待を被せられた。しかし、彼女達は与えられる試練を次々とクリアしていくことにより幹部に名を連ねた。
・サファイア・L・アダマント
プロジェクト前にアダマント姉妹から採取された卵細胞から作成された改造済試験菅ベイビー、何人も作られた子供たちから生き残った一人。ルビィとは始めから姉妹だったわけではなく、成長後に引き会わされた。
作成された中でも強力な魔人の一人で、片目が紫のヘテロクロミア。彼女も力を示したことで、コンビを組まされルビィとサファイアの名前を与えられた。実はプライベートでは個別に過ごしているし部屋も別だったりする。