キャラ紹介&イラスト―【奇械13遊星主】―
◆奇械13遊星主
世界に瘴気が溢れて機械が魔物化したのが奇械であり、本拠地で製造される強力な大型と各地で産まれ続ける低級の小型奇械が居る。その他、空間転移で本拠地から無限に戦力を供給するゲート型も存在する。
そして、その頂点に立つのが奇械13遊星主である。機械化しても魔物には変わらないため、文明を滅ぼすと言う本能に従って行動する。遊星主の中でも人型は比較的積極的に人類領域に攻勢をかけているのに加え、奇械帝国の生産工場を動かす役目も担っている。
その凄まじい力で生命を滅殺するため6種の竜型遊星主と、搦手を含めてあらゆる手段で生命を殺し尽くすための7種の人型遊星主が存在する。竜型の方が格上だが、その魔力消費が災いして燃費が悪いため働くのは人型の方になりがち。
・神源竜ハイ・ドラゴン
遊星主達のリーダーにして究極の力を持つドラゴン。相手をしたのはキャメロットで唯一ルナに従っていないガレス・レイスが相手をした。
彼が司るのは『時間』。あらゆるものが逃れられない劣化、おいては老いを操る能力。彼の頭上に輝く光輪から発される光に触れれば一瞬で風化してしまうが、ガレスは対抗できるだけの力を持たされていたため戦えた。使った薬物は前の世界でも使ったもので、自身の身体を毒に変えて「死なば諸共」を実践するがそれだけのパワーも上乗せされ外部からの浸食にも強くなる。基本的にはこの世界の人間が相手できるような力の規模ではなく、ルナによる改造がなければ戦いの土台にも立てなかった。
・雷源竜オヴィオニア・ドラゴン
雷を降らし、全ての文明を絶滅させるドラゴン。全ての黒幕、ルナが操るトリスタン・ブロードの死体人形に倒された。
攻撃力が高すぎて遠距離攻撃だけで全てが終わるはずだった。のだが、ルナに強化されたトリスタンと『黄金』の魔導人形の力により接近戦にもちこまれて首を刈られた。
・嵐源竜テンペスト・ドラゴン
嵐をもって生けとし生けるものを水底に沈めるドラゴン。倒したのはルナの眷属であるアルカナが操るランスロット・クリジェスの死体人形。
他のドラゴンに劣らないだけの力を備えていたが、アルカナの前ではただの雑魚である。いいように弄ばれて歌劇の演出の一つにされてしまった。
・炎源竜プロミネンス・ドラゴン
炎を操りあらゆる生命を燃やしつくすドラゴン。彼は砦の戦いの時にも出てきていて、仲間を倒したアルトリアの隙を突いて炎弾を吐いた。隙を突かれたアルトリアは攻撃を喰らい、金属のオブジェ状態になってしまった。それで死んでいないのは大概人間をやめているが、アルトリア本人は自分を人間と自称している。その他、この時にイヴァンも倒しているが彼も地下で繭化して生き延びている。
その炎熱に耐えられるものは居ないはずだったが、アルトリアはその炎球から生き残っている。世界を支配する遊星主に相応しいだけの力は持っていたが、相手が悪かった。
・樹源竜ネイチャー・ドラゴン
樹木を操り人の世界を終わらせるドラゴン。相手をしたのは喧嘩屋のイヴァン・サーシェス。良い勝負を繰り広げていたが、イヴァンの底なしの殺意により相討ちに持ち込まれてしまった。
人類が作り出した最悪の兵器『フェンリル』を作り出す能力を持っている。さらに遊星主の竜として相応しいだけの力を持っているため、長期戦になれば『フェンリル』がもたらす毒にも侵される最悪の相手だった。
・星源竜スターダスト・ドラゴン
星の力を持つドラゴン、終末少女で言えばプレイアデスと同種の力。相手をしたのは『白金』の魔導人形、なお素体の少女には意思は残っていない。そしてルナはそれをいいことに違法プログラムを仕込んでいた。
星を落とし、宇宙の暗黒の力を持って全てを滅ぼすドラゴン。人類の守護者たる『白金』と戦い、競り勝ったはずがルナによる違法プログラムにより死と引き換えに最強の攻撃を放った『白金』と相討ちとなった。
・屍聖弦祖エルドリッジ・クイーン
屍を率いあらゆる生者を刈りつくす冥府の女王。その力は地下のコアが本体で、人形の人型を大量生産して操るというもの。倒すには地下を丸ごと消し飛ばすか、1体の人形に全ての力を集中させる最強モードを引き出す必要がある。
アルトリアの執事、ベディヴィア・ルージアが相手をした。だが、所詮は才能で選ばれたわけでもなく、ルナによる特別な改造を受けたわけでもない運命の歯車に紛れ込んだだけの一般人。遊星主の前に力及ばず、相手を本気にさせたけど死んでしまう……そんなありきたりな結末の直前にアルトリアが来て敵を倒した。実はクイーンが隙を見せるまで待っていた。
・堕天竪琴オルフェウス・マキナ
彼女はその音色により生者を冥府へと誘う美しく残忍な人魚。彼女を前にしては人は皆、魂を吸い取られてしまうだろう。そして、それを凌いだとしても物理的な破壊すら伴う魔の音色が敵を撲殺する。
しかし、ルナからかすめ盗った薬物を使用したアルトリアに蹴り殺された。
・冥府門番ヘカトンケイル
彼は生者を冥府へと誘う案内人。人間は彼が開くゲートに魂を吸い取られて死ぬしかない。相手をしたのは翡翠の夜明け団の新入り。技を使うまでもなく圧倒していた。それこそが本来の遊星主、人間の天敵にして決して敵わない強大な敵。
しかし、ルナからかすめ盗った薬物を使用したベディヴィアに破られた。
・冥界喰狼ケルベロス・レゾン
その咆哮は生者を冥府へと叩き落す魔の叫び。そしてその爪と牙はあらゆるものを引き裂く残忍な牙……であったのだが、相手をしたのはルナの眷属プレイアデス。そもそも遊星主ごときでは終末少女とは勝負になるはずもなく、星の力に潰された。
・殺塵亡剣ダインスレイフ
その剣は血を求める魔剣にしてあらゆる生命を斬殺する呪いの刃。強大な力をもって人類を殺し尽くすドラゴンたちとは別方向での殺戮を目指したため、技術というものを解する。
ルナの眷属であるコロナと良い勝負を繰り広げていたが、終末少女は魔物というのは殺すべき敵という大前提がある。コロナも同じであるため歯が立たない強度の前にただ摺りつぶされた。
・真理哲学アウゴエイデス
概念と言うよりも精神に作用する力の持ち主。単純な暴威よりも絡め手で人類の殲滅を目指した人型の中でも更に特異な力であるため、嵌ればアルトリアですらもあっさりとやられる危険性があった。
そんな敵だが、相手をしたミラは魔物などゴミとしか思っていないため一撃で、しかも一片すら触れられずに殺された。
・冥界煙鏡テスカトリポカ
砦に攻めてきた遊星主。紫の煙を操る、煙そのものが身体の遊星主。一度アルトリアに殺されているが、その魔石を本拠地まで戻されて復活した。なお、魔石が無くても魔力空で復活はする。
アルトリアが妹と言い張っている少女、ファーファが相手をした。だがルナの改造を受けたわけでもなく、勝利への絶対の執念があるわけでもない彼女は実力的にはただ殺されるだけだったが、アリスと交友を結んでいたためアリスに助けてもらった。