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新生日本帝国  作者: 霧
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3年後

西暦1603年



この年日本国内で衝撃が走った。

神の子孫である天皇家と悪魔の子孫?である霧荒家が同盟を結んだからだ。霧荒家は天皇家から統治権を譲渡してもらう代わりに、天皇家に国民の象徴と希望になってもらい、神教の普及を促進する手助けを行うことを約束した。

その内容が書かれた書類があるが、中身を見たものは誰もが同じことを思った。その内容が神と悪魔が手を結んだことを物語っていたからだ。しかもこの両家はともに徳川家殲滅を掲げた。



この出来事により一番驚いたのは、徳川家やその分家や家臣である。この出来事により天皇家から征夷大将軍を受任されなくなったからだ。さらに天皇家と霧荒家が敵になったのだ。

そして追い打ちをかけるように霧荒家が徳川家並びにその分家や徳川家を支持している大名家に宣戦布告を行ったのだ。

霧荒家は元々小規模の武士家であったが、関ケ原の戦いで敗戦した西軍の武士たちが最後の希望として霧荒家に入っていった。そのため、この3年で急激に成長していった。それだけなら徳川家全戦力で勝てるが、日本国内では最新で最強の兵器を霧荒家が所持しており、一度紛争(第二次関ケ原の戦い)が起きたとき徳川家はその兵器で戦力の4割を失っていた。また霧荒家総大将の霧荒 龍剣はたった一人で徳川家の戦力の4割(家臣の家6つ分)を殲滅したので、徳川家では要注意人物に指定されていた。


宣戦布告された徳川家は直ちに兵を終結させた。さらに徳川家の分家や徳川家と同盟を結んでいる大名家もしくは自分を支持している大名家に応援要請し出陣した。目的地は一勝一敗している関ケ原である。



対する霧荒家には、毛利家、宇喜多家、前田家、真田家、豊臣家、上杉家、石田家、織田家、佐竹家と西軍にいた大名家が自ら志願して協力すると声明を出した。

彼らは第一次関ケ原の戦いで敗戦した後、領地を減らされたり賠償金などを支払ったりなどして財政崩壊になりかけていた。その時に助けてくれたのが霧荒家である。霧荒家は無償で彼らに資金を寄付したのである。その寄付金は赤字を一気に黒字にするほどの資金だった。その寄付金により財政は回復したのだ。

彼らにとって霧荒家は恩人なのである。さらに領地がなくなった大名家や武将たちを家族のように霧荒家で生活させてくれたり、匿ったりしてくれた。またその恩人が東軍の大将である徳川家に対して宣戦布告をしたのだ。これだけで心が動くだろう。彼らはすぐに霧荒家に向かった。そして同時に出陣した。

目的地は因縁の関ケ原である。



1603年4月4日…両軍が関ケ原に終結した。


運命の第三次関ケ原の戦いが幕を開ける!!


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