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不思議な罪悪感(2)

「沙織さん、制服が汚れちゃったわね」


「いえ・・・」


「制服洗ってあげる。いま教室から体育着持ってきてもらうから、乾くまでそれ着ててね」


保健室を出て沙織の教室へ赴いた先生は、担任の女性教師に耳打ちした。そして彼女が副委員長の女子を呼んで言った。


「沙織の体育着を先生に渡してあげてくれる?」


女子は少し驚いて保健室の先生に聞いた。


「沙織、どうかしたんですか?」


「ううん、なんでもないの。先生が預かるから、お願いね」


先生はそう言って、沙織の体育着を受け取り、保健室へと戻っていった。先生がはぐらかしたのは涼が吐いたことを黙っていたかったからだが、それがかえって教室の中を少しざわつかせた。

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