012◇月夜と紫電と新たな影
お久しぶりです!
最近ようやく暑くなってきて、もう寝苦しさを感じる季節なのかと思う受験生です(笑)
月が光り輝く夜。
その明かりに照らされた屋根の上を、紫電が走り抜ける。
暗殺者達の反応は早かった。
戦闘の始まり――グレンがライデンを中央の暗殺者に向けて突き出す瞬間。1番近くにいた影が、腰から漆黒のナイフを取り出して穂先を打つ。
「くっ……!」
目標を失った穂先は下向きに差し込まれようとするが、グレンは無理矢理それを引き戻し、構える。
その間に暗殺者達は陣形を整え終え、グレンを排除せんとしていた。大体の者が漆黒のナイフを構えている中、2人だけ仄青く光る短剣を手にしていた。
「マナブレード」と呼ばれる魔法で、魔力により鋭い刃を持つ剣を精製し自在に操ることができるようになる。欠点は、魔力切れにより消滅してしまうくらいか。
「……状況を開始する」
《01》と呼ばれていた影がそう呟くと、呼応するように他の影達が一斉に動き出した。グレンもライデンを再び構えて応戦する。
右手側から両手にナイフを構えた影が打ち込んで来たかと思えば、左手側からナイフが3本飛んでくる。真っすぐ切り込んで来たかと思えば、上から踵落としが迫る。見事な連携だった。
しかし、グレンはそれらに対し丁寧に対応していく。右に切り払いをかけて、その勢いで回転しながら左からくるナイフを打ち落とす。前から来る的に対し石突で牽制しながら、迫る足技に柄を合わせる。もはや、神業と呼ばれる行為に等しい。
今度はグレンが攻勢に出る。切っ先が残像に見えるほど繰り出される突きは早く、黒ずくめ達に徐々にダメージを与えていく。左から苦し紛れに投擲されたナイフを柄で打ち返し、そのまま切り込んだ。
「スパーク!」
グレンがそう叫ぶと、ライデンの穂先に紫電が集まり、一直線に放電した。雷魔法でも割と低位に位置する「スパーク」。だが相手の動きを鈍らせるだけなら、これでも十分使える。
ライデンは魔装と呼ばれる兵器であり、魔装の多くは中、低位の魔法をその身に宿す。使用者は詠唱のみでその魔法を発動することが出来るので、非常に使い勝手がよいわけだ。飛んで行った紫電はしかし、対象に届いて感電させる前にマナブレードに切られて霧散した。流石に9人もいると、即時の対応をされがちでこちらが不利だ。もちろんグレンはそんなことくらい理解してはいたが、どうにもやり辛くて仕方がない。
「……ふん。近衛騎士とやらが、ここまで出来るとはな」
「褒められても何にも嬉しくありませんよ。大体、あなた方誰なんです?」
「……下手くそな手には乗らんぞ? そんな鎌掛けがしたいなら犬猫としてろ。そんな暇じゃねぇんだよ」
「酷い言いようですねぇ。ですが、あなた方が強いことは事実です。どういたしましょうかね?」
グレンは、このまま戦闘が長引けば圧し負けるのは自分だと悟っていた。どこの馬の骨かもわからないような謎の集団が狙っているのはおそらく燎牙だと、殺気で直ぐに見抜いた――まではよかったのだろうが、燎牙の邪魔にならないように一人でこっそり抜け出してきたのが悪かったようだ。
(こんなに腕が立つ集団だとは思わなかったなぁ。いやぁ、やばいやばい)
現時点で負けているとは思えないが、敵は9人もいるし、おそらくは全員がエリートだろう。他国の暗殺部隊だか諜報部隊という線が1番濃いが、今はそんなことはどうでもよかった。
「……どうする、だと? ならさっさとくたばってくれるとありがたい。何しろ、まだやるべき仕事があるからな」
「まあそうですよねっ。こちらもさっさとくたばって貰いたいものですよ全くっ」
「ッ!? お前よくも堂々、とッ!!」
グレンは喋りながら、指先で光を集めながら素早く魔法陣を作り上げる。黒ずくめもそれを黙って見逃すわけにはいかないようで、ナイフを放ってくる。
が、その時には魔法は完成していた。飛来するナイフを叩き落とすと、詠唱。
「ボルテックス!」
魔法陣が一瞬強く光ってから、四方へ弾ける。
と同時に、散らばった光が紫に変化しながら槍に纏わり付き、やがて音をたてて変化する。絵に描いたらバリバリと言う効果音がしそうな――実際しているが――多量の紫電。
それがが槍の周りで踊り狂っていた。
「ボルテックス」。別名「充電」と呼ばれる上位の魔法で、魔装専用の魔法でもある。魔装が纏う雷を強化する効果を持ち、また傷ついた刃を修復するといった副効果まで存在する。雷属性を持つ魔装を扱う者は必修とされる魔法だが、かなり高度な魔法でグレンも習得までに二年を要した。
辺りに紫に輝く分身を放出しているライデンを構える。
「まぁ、陛下には指の一本も触れさせないのでご安心を。この場から進めるとはお思いにならないことですね」
「む、貴様まさか……?」
「そうですよ、今更気づくなんて遅いですよ」
グレンは、この立ち回りの間に暗殺者達と立ち位置を入れ替えるべく動いていた。「スパーク」に注意を向けさせ、9人全員の間を抜けながら背中側に「温泉旅館アカツキ」が来るように仕向けた。
そして今、彼は本気を出す準備を終える。それは、一つの結果を意味しようとしていた。
「さぁ、一人残らずぶっ殺して差し上げます」
彼の、帝国最強の騎士の本気。それは、眼前の敵を殲滅せんと放たれる。
だが――
「……ふん、どうやら一筋縄ではいかないようだ。ならば、こちらも本気を出さねばなるまい」
「ッ!?」
暗殺部隊の方もどうやら本気ではなかったらしく、今までよりも鋭い殺気をグレンに集中して向けてくる。当然、気圧されたりしたわけではないが、額に汗が流れるのを感じた。冷や汗だ。
(くそ、どうやらこいつらは思ったよりも手強いらしい。これじゃあ僕が倒されるのも時間の問題だ、どうしようか)
グレンは息を深く吸い、意識を集中した。その息を吐きながら、ライデンの切っ先に魔力を集中させる。集まっている魔力は、飛び回る紫電をより一層輝かせながら次第に貯まって行く。それを見た暗殺者達は、これを好機捉えたのか襲い掛かって来る。ここだ、ここしかない。
「出よ雷竜っ!」
黒ずくめの一人が肉薄する寸前、切っ先の光が限界に達した時に、グレンは対象に向かって槍を突きだしながら叫ぶ。切り掛かってきた暗殺者一人を食いちぎらんとした。
それを見た暗殺者は、すんでのところで下に身を躱した。
一方、対象を失った雷竜は他の暗殺者へとその牙を剥いたが、2人のマナブレードに切り裂かれて四散した。
こちらにスライディングするようにして雷竜を避けた暗殺者に追撃しようとライデンを振り下ろしたが、突然左から飛んできた飛び蹴りを柄で受けている隙に態勢を整えられてしまう。
その後は、一方的だった。受けた傷は全て浅いが、何しろ手数が多かった。防戦一方に追い込まれたグレンは、どんどん屋根の際まで追い込まれていく。
わずかあと2歩の位置まで下がらされ、思わず苦悶の声が漏れる。
しかし、ここから後退することは出来なかった。陛下の盾であり陛下の矛でもある近衛騎士、その長であるグレンがここから退けばこの暗殺者達は陛下の元へ近づいてしまう。
無論旅館には仲間がたくさんいる。寧ろそちらに合流して迎え撃つほうがこの襲撃者たちを撃退するのは簡単かもしれない。
だが、それは帝国最強を司る近衛騎士としては失格だった。グレンが陛下の盾でいられなくなるかもしれない。
(それだけは駄目だ。それだけは許されてはならない。帝国最強の矛として、陛下をお守りするのが僕の使命だ。だから――)
「僕は、ここで退くわけにはいかない。負けるわけには、いかないんだッ!」
「ふん、だから何だというのだ。所詮一人でそこを守るとでもいうのか、近衛騎士よ」
「《01》、さっさとコイツ片して対象を殺さねぇと」
「……ああ、そうしよう」
「っ……!」
《01》の返事を聞き、暗殺者たちが一斉にグレンへと迫る。グレンは歯を食いしばり、槍を構えた。
その時――
「火遁、燎星群ノ術!」
甲高い声が響き、駆け出した暗殺者達の足元に火炎弾の雨が降り注いだ。思わず二の足を踏まされ、暗殺者達は火炎を睨みつける。
「遅れて申し訳ない、グレン殿!」
「あなたは……!」
呆気に取られていたグレンの横に降り立ってきたのは、暗褐色の胴衣を身につけた忍者少女、諜報隊隊長のミラデール・ウェーバーだった。その後、シュタタタッという音とともに続々と忍者が降下してきた。
「窮地のグレン殿を発見して馳せ参じたが、ご無事か!?」
「え、ええ、一応生きてますが、一体どうして――」
「ああクソッたれが! 何なんだてめぇらよォ!」
ミラデールに返事をしようとした時、火炎が消えてこちらを捉えた暗殺者が叫んだ。暗殺者が音を立てる行為は任務の失敗を意味している、とどこかで耳にした記憶がある。どうやら、叫んだのは《04》とよばれていた男のようだ。
「拙者達か? 拙者達はアークレイド帝国諜報隊に御座る。貴様等を成敗しにきたで御座るよ!」
強気に言い放ち、ビッと人差し指を《04》に向ける。向けられた方は、ギリと歯ぎしりをした。苛立ちを抑え切れないようで、手の指が痛いほどゴキッと鳴っている。
「……今日の所は退くぞ」
「確かに、このまま任務は遂行出来ないだろうな。《01》、弟が不出来で済まない」
「おいアニ……いや《07》! どういう意味だこの野郎!」
キレやすい性格が伺える《04》が、冷静な《07》に食ってかかる。どうやら彼らは兄弟のようだ。胸倉に掴み掛かった弟の《04》を、リーダー格の《01》が諌めた。
「命拾いしたな近衛騎士さんよぉ。次はないと思え」
「お前らこそ命拾いしたと思うで御座るよ!」
敗走者のお決まりの捨て台詞を残し、9人の暗殺部隊は引上げてった。その姿は家屋の屋根に隠れ、やがて闇に紛れた。
一つ息を吐くと、グレン屋根の上に大の字になる。「だ、大丈夫で御座るか!?」と、ミラデールが心配したが、グレンには全く聞こえてなかった。
ただ、「守りきった、この境界線を」。グレンの頭の中には、その思いだけが存在した。
γγγγγγ
「で、だ。そいつらが誰かはわからねーんだな?」
結局、ボロボロになって帰ってきたグレンから事情を聞いた燎牙は、翌日の朝早くに城へと帰ってきて会議を開いた。内容は、「暗殺計画と対策」。そして今に至る。
「申し訳ありません陛下。敵は名乗りませんでしたし、聞いても「その手には乗らぬ」と一蹴されてしまいましたので」
「いや、いい。馬鹿正直に名乗るやつもあんまりいねぇだろうよ、暗殺者には」
グレンの話を聞くかぎり、暗殺者達は他国の部隊である可能性が限りなく高いらしい。確かにいくら数が多いとはいえ、あのグレンが国内の暗殺者ごときに引けをとるとは到底思えない。
と言うのも、近衛騎士というのは帝国内でも屈指の戦士であり、それゆえに「最強」という言葉の例えとして使われたりする。元暗殺者であり業界一の腕を持っていたとされていたミュステルオン兄妹が選ばれていることから、彼らより強い暗殺者はいないことになる。兄はともかく妹の方は煩いので暗殺者には向かないように見えるが、仕事の時には「沈黙」というあだ名がつくくらい音が立たないらしい。
ともあれ、そういう理由から国内の暗殺者である線は極めて薄い。
「んー、じゃあ他国かぁ?」
「困りますなぁそれは。戦争になる可能性が出てきましたぞ、陛下」
昨日お留守番だったディアブロがヒゲを撫でながら困り顔で進言してくる。今朝帰り着いた時には、「なぜ儂も連れてってくれなかったんじゃー!」と臣下らしからぬ発言をしてたが、流石に今は空気を読んだかそのような発言はない。
「敵国がいるとして、そやつらはリョーガ様を抹殺しようとしたわけじゃ」
「つまりあれか、暗殺者で抹殺出来なかったから戦争して国ごと潰すと、そういいたいわけか小童?」
「……まぁ、そうですなエリス様。あと小童はやめていただけませんか?」
「やだ」
横からじじぃの言いたいことをサラッと纏めるエリス。確かに、エリスからしたらディアブロは小僧もいいところである。
「しかし、そう考えるのは苦しいですよアールバレスト様。隣国リオルヴェルとは現在友好的な状態を保ってますし、もしその他の国だった場合、リオルヴェルの中を師団や旅団クラスの兵士が通り抜けてくるのは難しいでしょう」
帝国軍参謀長の役を受け持つジルウェ・オーゲンが発言した。確かに、そんな大人数が街道を進軍してくれば、どこかでリオルヴェル皇国軍に止められてしまうだろうし、絶対に怪しまれる。相手からすれば、それは避けたい筈だ。
「だがジルウェ、リオルヴェルが国交が友好的であるのを偽っている場合もあるんじゃないのか?」
「恐れながら陛下、それはありえないかと。リオルヴェルと我が国が友好的である理由は、先代のロズモイ様がリオルヴェル皇国皇帝を助けたことに起因しており、皇帝は忠義に厚いと聞き及んでおります。なので、おそらくその線はないと思われます」
ジルウェの説明には、裏付けられた理由があり、納得がいく。流石は参謀長、といった所か。
「かーっ、わからんなー! だとしたら誰が俺を狙うってんだよ!」
しかし、これで余計に訳がわからなくなってしまった。誰が、何の目的で燎牙を狙ったのか、それらが皆目検討がつかないのでは、対抗策云々以前に話にならない。大体、話はまだ「昨日の今日」のことである。グレンもまだ傷が癒えてもいないし、場内も上を下への慌てぶりなので、一度会議を解散させざるを得ない。
「……まぁ、あれだ。各自ゆっくり休んで次またあるかもしんない襲撃に備えろ。解散」
そんなわけで、ため息まじりの解散宣言が燎牙からなされたのだった。
執務室の椅子に座り、どでかいため息をつく。その行為に、思わず目の前のクゥが吹き出した。
「なんてため息つくんですかリョーガ様っ」
「……そういうお前はなんか楽しそうだな」
「笑顔ですよリョーガ様、笑顔がなくなったら元気とやる気と運気が逃げてくってよく言いますし、大事なんですよ笑うことは」
そういってクゥはまた笑顔を見せる。その様子に、燎牙も思わず笑った。
「とはいえ、この状況じゃあ笑顔も引き攣るなぁ」
「確かにヘラヘラと笑うことは厳しいですわ。万が一隣国が攻め込んでくれば被害は莫大なものになるし、第一あの騎士達の練度では圧し負けますわ」
「練度? そんなにうちの騎士は弱いのか?」
ミュスの発言に、燎牙は耳を疑う。前に騎士団を見に行った時には、かなり真面目に訓練を行っていたのを燎牙は確認している。魔法を織り交ぜた戦い方には不安を覚えるものの、そこまで弱くはないとばかり思っていたが、何故かすごく嫌な予感がしてならない。
「ええ、私一人でもボコボコにして差し上げられますわ」
「……まじですか」
「仕方ありませんよリョーガ様。彼らは貴族のボンボンが集まって出来たような集団で、上級騎士はみな貴族の子息令嬢で固められてます。むしろ力ある騎士は中、下級に多いなんて話もあるくらいですから、あまり期待できる戦力じゃないんですよ」
燎牙は頭を抱えた。頭痛がしそうな話だ。
相手国の素性もわからない上、こちらの戦力は頼りなさ過ぎるときた。この局面を乗り切るくらいなら、部屋で無理ゲーをやってたほうがまだ幾許か易しそうである。
「リョーガ様」
椅子に座って頭を抱えながら思わずヘッドバンキングをして唸っていたいた燎牙に、ミュスが声をかけてくる。
「そこで、今日から騎士達の特訓をリョーガ様にお願いしたいと思います」
「俺が、か?」
「はい。以前、リョーガ様が格闘技をなさることをお聞きしたときから考えていたことですが、それが騎士達にも扱えたらと思いましてね。ついでに彼らの心も逞しくなればよいと思いますわ」
「なるほど、たしかにミュスの言うとおりじゃな。リョーガ、妾はリョーガの格闘技をする姿が見たいぞ!」
「……なにがなるほど、ですかエリス! カケラも私の意見汲んでないではありませんか!」
「ええい煩い煩い。妾はリョーガ以外には微塵も興味なんか無いわ。大体敵とやらも妾がまとめて吹っ飛ばしてやるわい」
エリスが煩わしげにそう言った。だけどそれだと土地ごと破壊しかねねーよエリス、止めとけ。あとしれっと愛してる宣言もすんな。ミュスとかクゥとか「ぐぬぬ顔」になって言い合いになるだけだから。
「ま、仕方ねぇからやるかねぇ、久しぶりに。ついでに魔法も鍛えてやるとするか」
彼はよっこらせと立ち上がると、火花を散らせている女性陣を尻目に部屋を出た。
場末の酒場。
相変わらず昼間でも薄暗い店内だが、今日は大人数がいた。
その中の一人――《01》と呼ばれていた男は、カウンターに座っている誰かに報告をしていた。
「……すみませんニコラス様。敵の護衛にやり手がおりまして、そいつに足止めを食らってしまいました」
「……やり手、だと?」
おそらく酒の類と思われる、澄んだ褐色の液体で満たされたグラスを持つ誰かは、男のようだ。だがその体は、彼が来ているフード突き外套で全く見えず、声が低いことしか確認できない。
「グレンと名乗る近衛騎士です。やつは強い、我等も本気を出さざるを得ないほどに強いです」
「……まぁいい。だが、今度は俺も出る他ないようだな」
「面目もございません、我等が失敗したばかりに」
「いや、わかっていたことだ。大体近衛騎士一人に勝てないで、“黒龍殺し”には勝てるはずがないだろうしな」
そして、彼らは雑踏に紛れて去っていく。人知れず、しかし帝国に危害を及ぼし滅ぼすために。
第二章では、バトルを増やしていく予定なので、今回はバトルのイントロダクション的位置付けのお話でした(ぐ・ω・)ぐ
では次回予告。
¢¢¢¢¢
燎「あーあ、暗殺者ですか」
ダ「我輩最近出番無いぞ……」
燎「まあ若干モブ化してきたな、お前も」
ダ「モブキャラは勘弁だぞ、絶対に」
エ「うぬの出たい出たくないじゃなかろうが。作者に打診せい」
ダ「ぐぬぬ」
燎「さて、次回は騎士団イチうざいあのお方の登場だな(※初登場です)。お楽しみに!」