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裏9話「メス堕ちとは心の所作」

 白山くんに告白され、正式にお付き合いするようになってから数日。


 白山くんにはちょっとした変化が起きていた。



「だからわたし言ってやったんだよ、父さんに」



 一人称が完全に「わたし」になったこと。



「あっつ〜、もうだいぶ夏だよこれ〜?スカートさまさまって感じ〜」



 胸元のボタンが開いてたり、スカートが短くなったりで露出がちょっと増えたこと。



「うひゃ〜、黑谷ちゃん体温低くてきもちい〜」



 明らかにボディタッチが増えたこと。


 帰り道、私は少し考えた後、白山くんを問い詰めた。


 するとはっきり彼女は白状した。



「その……せっかくカレカノならぬカノカノになったわけだし……二度と童◯は卒業出来ない分処◯は早めに卒業したいな〜って……」


「白山くん、第21話……じゃなくて、公園での青◯未遂覚えてないの?」


「覚えてるけど……あの時抵抗したのは……ほら、まだこういう関係じゃなかったわけで……」


「でも別に変わってないよね?やってることも話してることも、だいたい一緒じゃない?」


「それは……そうなんだけど……でも、ほら、わたしって超えっちな身体じゃん?」


「それはそうだね」


「だからさ、彼女になったからには早めに喰われとくのが義務かな〜……って……」



 何言ってんの白山くんマジで。


 てかなんでR-15すらついてないのこの小説?


 R-15は直接描写を避ければえっちなことしていいんだから最初からR-15にしといてよホントに、マジでさ。


 そのせいで私は93-54-89のドスケベ美少女を美味しくいただけないんだけど?



「つまり?最近のムーブは?」


「えっと……黑谷ちゃんの性欲を煽ろっかな〜……って……」



 はい。


 もう無理です。



◇◇◇



 翌朝、白山くんの胸元に頭を埋め、彼女を抱き枕にしたまま眠っていた私は人生で一番いいと言えるほどの寝起きの良さで目を覚ました。



「おはよ、白山くん」


「……お、おはよ……」


「何?その顔。白山くんが欲しがったのが悪いんだよ?だってずっと言ってたじゃん。私のチカラは万能だって。その気になれば、白山くんをママにするのも簡単に出来るんだから」


「えっと……それは……」


「やらなかったのは私の慈悲。ほら、もっと白山くんと学校生活したいんだ、私」


「かつてないくらい上位存在みたいなこと言ってる……」


「あれ、白山くんも上やってみたい?」


「……それえっちな意味?」


「ううん、体位の話」


「えっちな意味じゃん」



 そんなこんなしている間に時計の短針は9の文字を指している。


 土曜とはいえそろそろ起きても良い時間。


 朝ご飯でも食べようかと思って、私は白山くんと一緒にベッドを出た。



「……ねえ、この流れで言うのもなんなんだけどさ」


「うん、何?」


「……この流れでわたしが攻めなこと、ある?」

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