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花火大会

今日は花火大会。

ワクワクし過ぎて待ち合わせ時間より

少し早く着いちゃった。

今日は待ちに待った夏祭りの日だ。

俺の勝負の日でもある。

皆と合流する前に俺とマイプリンセスみさぴと

待ち合わせをしている。

花火大会ということもあり浴衣姿の人が

大勢いる。

その中で一際目をひく可愛いがいる。

もちろんみさぴだ。やだもう。本当に可愛い。

このままじゃ可愛いに殺される。

世の中の可愛いをかき集めてもみさぴには敵わない。

「ヨッシー!お待たせ!」

そう言いながら俺の腕に抱きつく。

ふへぇ。全然待ってないよぉ。5時間なんて待ったうちに入らないよぉ。しゅきっ。

「めっちゃ浴衣似合ってて素敵。見てるだけで幸せいっぱい。」

「もう。なにそれ。」笑うみさぴ。

2人で花火大会会場へと向かうと入口付近に

既に皆がいた。

「おーっす待たせてごめん。」

鷹鬼となぎっちゃん。

マジウケとゆいちゃん。

俺とみさぴもカップルに見えてるかな?うぇへぇ。

「皆揃ったし早く行こうぜ!俺腹減ってんだ!」

うるさいぞきんに君。急いだって出店にプロテインは売ってないぞ。

皆でワイワイしながら出店を回る。

「…人多いな。」

鷹鬼は相変わらず人混みが苦手なようだ。

だがなぎっちゃんが隣にいる事で楽しそうにしている。

「ゆい。俺から離れるなよ。」

今日のマジウケはいつもよりリーゼントが尖っている。キツツキかお前。マジウケる。

「辻。すまん。焼きそば持ってて!」

「松浦。お前買いすぎだろ。ちゃんと食べてから次買えよ。」

あの2人も楽しそうだ。

「ヨッシーりんご飴食べる?」

えっ。それみさぴが食べてるやつじゃん。すなわち間接キスになるじゃん。幸せホルモン出すぎてヨッシー壊れりゅゅゅゅう!

「おう貰おうかな。おっ甘くて美味い!」

神様今日死んでもおっけいです。

そろそろ花火が上がる時間だ。

「そろそろ花火上がるな。一旦バラけようか。」

きんに君は俺を見ながらニヤニヤしている。

ナイスアシストきんに君。しゅき。

「えーなんで。皆で見ようよ花火!」

うるせえ。寝てろ。俺は辻の顎を打ち抜く。

辻は意識を失った。

人気のないとこで俺とみさぴは花火を見ていた。

「綺麗…」

もう花火なんて目に入らない。俺はみさぴの横顔をずっと見ていた。

「みさ。」名前を呼ぶ。

「ん?」こっちを見る。

目が合い凄く恥ずかしい。

「今日は一緒にきてくれてありがとう。凄く楽しいし凄く幸せ。」

「私もだよ。」照れた顔のみさぴ。

そっと手を握る。

「今までさ色んな邪魔が入ってちゃんと言えてなかった。だから今言う。俺はみさが大好きだ。これからもずっと一緒にいて欲しい。だから付き合って下さい。」

「…やっと言ってくれた。よろしくお願いします。」

そのまま2人は手を繋いだまま花火を見ていた。

やっと言えた。

すっごく幸せ。絶対今日山羊座1位。

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