解放
鷹鬼限界だよぉ。
早くやっつけてぇ。
鷹鬼はギャッツに拳を当てる。
だがいつもと違う。力が入ってないようだ。
殴っては殴り返され鷹鬼も徐々にダメージが
目立ち始める。
俺もギリギリの状態で拳を振るう。
その時マジウケの好きぴが歩いてくる。
「他の連中は全員始末してきた。」
嘘だろ…あの筋肉お化けがやられた?俺と正面から殴りあったリックが?あのうねうねリーゼントのマジウケが?えっと…んー…その…辻とポッターが?
ちくしょう。鷹鬼と二人で窮地を脱せねば。
だが…鷹鬼はひどく動揺している。
いつもの様な速さ力までもが発揮できていない。
「鷹鬼!安心しろ!俺がこっち片付けたらそこのギャッツ倒す!だから持ちこたえろ!」
うふふ。絶対無理だけどねぇ。こんなにボコボコにされて最凶と戦える訳ないけどねぇ。なんとかなれー!するしかないけどねぇ。
マジウケの好きぴがなぎっちゃんに近づく。
次の瞬間。なぎっちゃんの見張りに催涙スプレーを食らわしてその隙になぎっちゃんの拘束を解く。
「早く…早く逃げて!」
拘束から解放されたなぎっちゃんが叫ぶ。
「ずっと…あなたの事が好きだった!今も変わらず好き!だから勝って…!」
その言葉を聞き鷹鬼の目に再び闘志が宿る。
ギャッツに猛反撃を開始した。
やっぱりしゅきぴの言葉って偉大。
鷹鬼も戦い始めた。俺も頑張らなければ。
俺は脳内再生を始めた。
(ヨッシー。大好きだよ私はあなただけをいつも見てる。だから無事に戻ってきて。)
多分こう言ってくれるはず。
「よっしゃやってやんぜ!」
俺は満身創痍の体に鞭を打ち反撃を始めた。
ギリギリだけどなんとか押し返せるっ…!
ような気がする。
最後の1人を倒した時入り口の方から愉快な仲間たちが現れた。
「ばーか。おせえよ。ってお互い血塗れだな。」
思わず笑いが出る。
外でも壮絶な戦いがあったのだろう。
後は鷹鬼とギャッツの行く末を見守るだけだ。
さすが最凶と呼ばれるだけの事はある。
鷹鬼の連撃を何度も食らうがその度に立ち上がる。
「鷹鬼ぃ!俺は負けねえ!」
ギャッツは口から血を飛ばしながら雄叫びのような声を張り上げる。
「…俺は二度と逃げねえ。ここでお前を倒して過去の呪縛を解く。」
鷹鬼らしからぬ大振りの一撃。
色々な想いがあるのだろう。
力の籠った一撃がギャッツを貫く。
「がはっ…………!」
ギャッツは血を吐きながら倒れる。二度と立ち上がれない。
「流石相棒。」俺は呟く。
「鷹鬼!お前すげえよ!」きんに君は喜んでいる。
「本当にやりやがった…」辻は泣きそうな顔をしている。
「先輩本当にすげえっす…!」マジウケはリーゼントがうねうねしてる。色んな感情があるのだろう。マジウケる。
「大したもんだぜ。俺あんなすげえ奴と戦ったのか。」ポッターは驚きを隠せない。
「鷹鬼は本当にすげえな!久里鬼もとんでもない数を一人で相手して双天鬼は2人ともすごい!」
リックぅ。君だけだよ俺の事褒めてくれたのぉ。
俺はリックに堅い握手をして言った。
「ありがとうリック褒めてくれて。しゅき。ズッ友だよぉ。」
「お…おう。そうだな。」
こうしてブラッディローズとの戦いは終わった。
なんやかんやでブラッディローズに
勝ってめでたしめでたし。




