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決戦の果てに

嵐ヶ丘と黒天会が手を組んだ日。

リックは倒れこんだまま叫ぶ。

「聞け黒天会!お前らも見たように嵐ヶ丘に負けた!今後は嵐ヶ丘に着く!いいな!」

「おう!!!」黒天会はリックへ返事をした。

筋を通す男リックはメンバーにかなり慕われている事が伝わる。

「久里鬼もギリギリだったみたいだな。2人で寝転んでるとか笑えるぜ。」リックが可笑しそうにする。

「そんなんじゃない!うるさい!帰る!」

俺はキレ気味に立ち上がり嵐ヶ丘陣営の方へと歩み出す。

「お…おう。またな。何かあったらいつでも力になるからさ…。」なんかリックは戸惑っている。

俺が嵐ヶ丘の方へ戻ると仲間達が賞賛しながら迎えてくれる。鷹鬼にちょっと文句言いたかったけどそんな雰囲気じゃない。

ここまで鷹鬼の計算の内か。怖い。味方で良かった。

5人で肩を並べ歩く。

俺はため息をつくと言った。

「ふぅ。やっと…終わったな。」

「…終わったのは1つだ。まだ残っている。」

「お前の知略マジこえーよ。」

「…なんの事だ?」涼しそうな顔をしている。顔は腫れそして血の滲んだ表情。ボロボロのくせにいつもかっこいい。ずるい。マジ卍。

「まっ…確かにまだ残ってるけど今日くらいは勝利の余韻に浸りてえな。」

「余韻って。お前途中で泣きそうになってたじゃねえか。」

辻が松浦を茶化す。

「ばっ…違うって。感動して思わずっ。」

そのやり取りを見て菅野さんが笑う。

「ハッハッハ!いいじゃねえか。こうやって5人で肩を並べて生きて帰ってる。何よりそれで十分だ。」

嵐ヶ丘5人に無言の時が流れる。

「リックって筋を通してちゃんとしてたな。」

不意に俺が言うと鷹鬼が頷く。

「…あぁ。正面から堂々とぶつかってきた。ああいうのは嫌いじゃない。」

今の俺はちょっぴりお前が嫌いだ。でもなんだかんだですぐにズッ友だよ鷹鬼しゅきぃってなるんだろうなぁ。

「…祝勝会としてアンジュに皆でコーラでも飲みに行くか?」

えっ?アンジュで祝勝会?鷹鬼ぃズッ友だよぉしゅきぃ。

「黒天会がこちらについたとはいえまだまだ油断ならないとこ多いよな。」

菅野さんの一言に空気が張り詰める。

もう今はいいて。せっかくウキウキしてるからマジでそんな話はいいて。

「確かに。でも俺らならやれるよな?」

もうっ。今は祝勝会の事ばっか考えてたらいいて。なんや辻。コラ。

「そうだな。でも俺らがいる限り好き勝手にはさせねえ。」はいっ。これで物騒な話終わり!只今物騒な話は俺が締めくくりました!さぁ祝勝会行くよぉ!

「なんだか腹減ったな。」松浦がボソリ。

ちょっとくらいの空腹は我慢しなさい。空腹は最大の調味料だから。

「じゃあ先ずは飯だな!ラーメン行くか!」

おうこら菅野。ラーメン屋行ったら多分祝勝会の話とか皆忘れるだろうが。

「血塗れのままラーメン屋入ったら追い出されちまうぞ。」ナイス俺。それもそうだなってなるやつ。

「…なら裏口から入るしかねえな。」

普段言わなそうな鷹鬼の冗談に皆大笑いした。

こうやって嵐ヶ丘と黒天会の戦いは幕を下ろした。

アンジュに住み込みで働きたい。

みさぴといっぱいラインとかしたい。

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