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年越し

長かったようで短かった1年。

皆で初詣。

長かったような短かったような1年もそろそろ終わりか。もう年越しなんて早い。

今日はいつもの4人そしてみさも一緒に

初詣に来ていた。


「人…多すぎ。」辻が肩をすくめる。

「…そんなもんだろ。」鷹鬼はそう短く答え淡々と進んで行く。

「はぐれちゃいけねえから。」勢いで俺はみさの肩を抱き引き寄せる。多分今日は雰囲気とかで許される。

「おっ2人カップルみてえ。浮かれすぎて財布スられるなよ。」松浦が茶化してくる。

「うるせえよ。はぐれたら大変だろ。」

ーーーよくぞ言ってくれた!筋肉お化け!いや松浦くんよ!後でこっそりお年玉あげる!


5人で並んで手を合わせる。

これからもこの5人で楽しい日々を過ごせますように。

そして今年こそは色んなタイミングが被って俺の発言を邪魔されませんように。

みさに心配かけずにずっとみさが笑っていられますように。

私利私欲に塗れた参拝を終えて戻っていると刺すような視線を感じる。菅野さんだ。

「よぉ。お前らも来てたのか」

以前のような荒々しさは少し薄れどこか落ち着いた雰囲気をまとっている。

みさが一歩前に出る。

「あの時は朱雀会から助けて頂きありがとうございました。お怪我はもう大丈夫ですか?」

「礼なんかいらねえよ。俺が気に食わないやつらをぶちのめしただけだ。それに体はもうなんともねえ。」菅野さんは苦笑しながら答える。

しばらくの沈黙の後菅野さんが続ける。

「俺もそろそろ卒業だ。嵐ヶ丘も世代交代だ。」

菅野さんが鷹鬼と俺を見つめる。

「双天鬼。お前らに任せる。って言ってもお前らは学校だけに収まる奴らじゃねえけどな。」

面白そうに菅野さんは笑いながら言う。

俺と鷹鬼は拳を握りしめ頷く。

「じゃあな新しい世代。また学校で。」

菅野さんが立ち去った後しんみりした空気になる。

その空気を破るように辻が明るく言った。

「おみくじ引こうぜっ!」


5人でおみくじを引きせーので開ける。

「…おっ大吉だ。」流石鷹鬼。なんか納得。

「中吉かよー!」辻。なんか似合ってる。

みさは何吉かな?もうなんというか吉とかいう概念を取り払って天使とかかな?

「やった!私も大吉!」えへへ。かわちいしゅき。

「さーて!俺は何かな?」なんかうるせえよ。お前はどうせプロテインとか書いてあるだろ。

「さてさて見ずとも分かる。俺も大吉だ。」

カサカサ。"最凶"

なにこれ?おみくじにこんな文字列あるの?

いや本当にさぁ!俺も大吉でさぁ!みさぴと一緒の大吉じゃんキャッキャウフフとかさぁ!なんつーか神様空気読むとかさぁ!なぁ!

気分的に今年は波乱の幕開けとなった。

この後大吉が出るまでおみくじを

引きまくった。

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