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鷹鬼と松浦がいる。

なんの気兼ねもなくボス猿にトドメさせる。

ガシッ!俺は二井の首を掴む。

「捕まえたぞぉ…ボス猿さんよぉ…はぁ…はぁ…」

二井は焦り目だけをぎょろぎょろさせている。

「最大でスタンガン使ってみっかぁ…?一緒に痺れてみようぜぇ…はぁはぁ…」

もう諦めたようで怯えた表情に変わる二井。

「じゃあな…。ボス猿さん。」

大きく振りかぶり二井の顔面へと渾身の一撃を放つ。

二井は吹っ飛び白目を向き泡を吹いた。

「…はぁ…はぁ…母ちゃん…やっと…仇とった…。」

目眩がする。倒れちゃいそうだ。おっと…倒れちまう。

「危ねぇ!」

松浦が俺を支えてくれた。

「すまねぇなきんに君。ありがとう。」

「お前無茶しすぎだ!バカ!」

「…よくやったな。」

鷹鬼は夜空を見上げると呟いた。

「…これで1つ終わった。だがまだまだ終わりじゃねえな…松浦。久里鬼を頼む。」

「おう任せとけって!病院行くぞ久里鬼!」

「おう。支えてくれたついでに病院まで肩かしてくんね?」

「当たり前だろ。病院まで送るよ。」




ーー病院って意外と遠い。キツい。

来る時はキレてたしなんかいっぱいいたし気にしなかったけど遠い。

「マジ無理。キツい。休憩しよきんに君。」

「もうちょいだから頑張れって!早くお前の手当てもしてもらいたいし!」

「むーりー。無理無理無理のカタツムリ。」

「…お前って喧嘩の時と…普段別人だな。」

あぁ…。とうとう筋肉お化けにも呆れられた。

「それはそうとこの事はみさに言うなよ?最近心配ばっかかけてるし…もうあいつを泣かしたくない。」

「大丈夫!絶対言わない!約束する。」

あぁ!もうバカ!普通言っちゃうだろ!約束すんな!あんな壮絶な事うっかり話しちゃうだろ!多少盛ってでもかっこいいストーリー語っちゃうだろ!

「…あぁ助かるよ。」

「さぁ着いたぞ。一人で大丈夫か?」

「ありがとう大丈夫だ。重ね重ねになるが…みさには本当に内緒だぞ?」

「しつけーよ。信じろ。絶対言わないから。」

信じない!1ミリも信じてないから言っちゃえよ!この俺の壮絶ストーリー。そしてみさに心配かけたくないから内緒って言ったとこまでさぁ!

「…それじゃあな。」

病室へ向かう。肩かりてないとマジやばい。息切れする。戻ってこないかな松浦きんに君。

「…っはぁ…はぁ…」

病室前に着くと中から看護師さんが出てくる。

「すみません…はぁ…はぁ…お姉さん…母の容態は?」

「今さっき目を覚まされましたよ。」ニコッと微笑みこっちを見る。だがこっちを見て満身創痍な俺に気づくと駆け出した。

「先生!急患です!」

その隙に病室に入る。

「…ただいま。母ちゃん。仇とってきた。」

「あんた!傷だらけじゃない!いつもいつも無茶ばっかりして!………でも…ありがとう。」

母のその言葉を聞いて気が緩んだのかそこで俺は意識が途切れた。

退院したと思ったらまた入院。

なんか次の勢力とか戦ったらマジ死ぬかも。

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