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ボス猿退治

ボロボロになったが1つ確かな事。

二井…お前だけは…殺してやる。

筋肉お化けの登場で押されつつあったが形勢が逆転してきた。

刺すような痛みが走る脇腹。

「こりゃマジで親子揃って入院かもなぁ!オラァ!」

渾身の右。その勢いで吹き飛ばす。

「ボロボロにしやがって。みさがまた泣いちゃうだろ!ボケたれが!」

アッパーを放つ。口から血を吐きながら倒れる。

「辻の事あんなにしやがって!」

筋肉お化けの足技が炸裂する。

バチィ!バチィ!バチィ!的確に足を潰していき数人を戦闘不能においやる。下っ端共は全滅だ。

「やるねぇ。やるねぇ。」その声と共に現れた男。


ーー獅凰連合の頭。二井だ。


「やーっとボス猿のお出ましか。殺してやらぁ…」

痛みが増してきた。早くやらなければ。

「久里鬼。辛そうだけど大丈夫か?」

「はぁ…はぁ…あんな猿1匹。瞬殺だろ。」

その刹那二井がニヤッと笑う。

「行け第二陣!」

くっ…また増えやがった…!2人でやれるか…?

「ちくしょう!何人いやがるんだ…。やべぇよ…」

「くっ…はぁ…ビビってんのか筋肉お化け。やるしかねえだろ。」

相当俺もダメージを受けた。血が流れる。視界が霞む。毎回毎回命懸けだ。足が重い。一歩一歩が重い。

「…ようやく追いついたぜ。」

その声と共に颯爽と現れた鷹鬼。

相変わらずの速さで獅凰連合を蹴散らしていく。

速すぎて視界が霞む今動きをとらえる事ができない。

ただ1つ確かなのは…あの速度で的確に急所に当て一撃で沈めていっている事だ。

一瞬怯んだ様子の二井だったがまたいやらしい笑顔になる。

「……ふん。数の暴力に勝てると思うなよ!鷹鬼!」

それでもアイツは怯まない。それどころか1人で圧倒している。

「久里鬼!二井はお前がやれ!雑魚共は俺がやる!」

「はぁはぁ…いっつもいっつもお前かっこよすぎんだよ!馬鹿野郎!」

「鷹鬼ぃ!久里鬼はもうボロボロだ!無茶させたらダメだ!っていてっ!」

俺は筋肉お化けにゲンコツをした。

「馬鹿者。…っはぁ…はぁ…これは俺の戦いだ。ボス猿退治は俺がやらんと…母ちゃんの仇は俺がとらんと…ダメだろが。」

足を引きずりながらも二井の元へ向かう。

「チィっ!まだ向かってくる気かよ…!」

「…はぁはぁ…やっと猿山の頂上に辿り着いたってとこか…やろうぜ。タイマン。」

「そんなボロボロでタイマン。笑わせるねぇ。」

二井がポケットから何かを取り出す。

バチバチと音を立てながら青白い光を放っている。

スタンガンだ。

「それ以上近づいたら分かるな?」ニヤッと笑う。

それでも俺は二井に近く。

「てめえだけはぶち殺すって決めたからな。」

バチバチバチバチっ

「ぐっ…あぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「どうだ?最大出力にしたら熊も逃げてく威力があるんだぜ?1番低い出力でも効くだろう?」

それでも。それでも俺は二井を掴もうと腕を伸ばす。

二井との決着が目前に迫っていた。

最後の最後まで色んな手を使う二井。

ボス猿を山から引きずり下ろすまであと少し。

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