第1話、舞踏祭
我に返ると椅子に座った自分がいた、11人の男女、中央の椅子に座るぬいぐるみ。
ぬいぐるみ
「ヴァルハラナイツ舞踏祭マスコットのキティー、三千世界から選ばれた12人の強者達が願いの一回を叶える為に命を賭けたバトル・ロワイアルに挑む、12人の強者達は一つの異能が備わる質問は?」
エミリアナ
「エミリアナ・シャークという、12人のバトル・ロワイアルに制限はあるか?」
キティー
「ルール無用」
エミリアナ
「そうか、強者達と呼んだな、ルール無用でいいなら、了解した」
他は沈黙。
エミリアナ
「因みに、男女の性欲はどうなる?」
キティー
「ルール無用」
エミリアナ
「強盗、強姦、窃盗、詐欺、輪姦、放火、ルール無用なら許可されると判断していいか?」
キティー
「判断していい」
エミリアナ
「そうか、12人の男女はルール無用で争う以上は女性の尊厳も、男性の誇りも、一切を問わないルール無用でいいか?」
キティー
「一切のルールはない」
エミリアナ
「そうか、了解した」
キティー
「ではヴァルハラナイツ舞踏祭の会場へ、他に質問は?」
エミリアナ
「因みに妊娠しない体質でな、出産祝いはあり得るか?」
キティー
「ルール無用、出産祝いも含めて、一切のルールはない」
エミリアナ
「そうか、了解した」
キティー
「異能が備わる男女は強者、一切のルールをなくしたバトル・ロワイアルに座った以上は殺し合いに同意してもらう」
エミリアナ
「わかった。神器は作れるか?」
キティー
「願いの一回はルール無用」
エミリアナ
「そうか、了解した。シャーク侯爵家当主エミリアナ・シャークはルール無用のバトル・ロワイアルの一回を叶える為に全力で殺し合う事を誓う」
この形に会場が選ばれた。
キティー
「旧市街、新市街にわかれた廃棄都市、北側に旧市街、南側に新市街、中央に学園跡地、遮蔽物も多く、入り組む地形をいかに利用するかによる」
エミリアナ
「わかった。夢が叶うな」
青年
「願いの一回の為に強制的に殺し合うモルモットか?」
エミリアナ
「異能使いがモルモットな訳あるまい、異能使いが蹂躙してきた敵の復讐と思い、私の神器の餌になれ」
青年
「悪党が」
エミリアナ
「何とでも言え、神器は私の悲願だ」
キティー
「異能が備わる男女は強者、バトル・ロワイアルは強者達の一回、ルール無用の一回を叶える為に全力で戦え」
エミリアナ
「因みに会場に移ってから、即戦闘開始でいいか?」
キティー
「問題はない」
エミリアナ
「わかった」
キティー
「会場を南下したら海にでる、西、東、北は湾曲した時空間が拡がる、都市からでない事を勧める、質問は?」
全員がない、会場に着いたのは一秒後。