第43話 ソイミートバーガー専門店
「裏縞ー」
「はい」
「よく頑張ったな、合格だ」
「ありがとうございます!」
陸人が教えてくれた甲斐あって、追試は無事4科目とも合格することができた。
陸人様々である。
早く陸人に報告しないと!
僕は答案を受け取ると走って帰った。
「いやー大変だった。
自分のテストより緊張したよ!」
「ほんとありがとうな」
「まぁね〜」
陸人のタメ口もなかなか板に付いてきた。
「次のテストまでしばらくゆっくりできるな!」
「と、思いたいけどそうもいかないんだなぁ」
陸人はスマホの画面を見せてきた。
「何これ?」
「残りの俺らの使えるお金」
「まだ結構あるじゃん!」
「うん、まだ1ヶ月暮らしていける分くらいはあるんだけどそろそろアルバイト、探してみてもいいかな、って」
陸人はスマホをスクロールした。
「色々探したんだけど、近場でこんなの見つけたんだ」
僕はスマホの画面を覗き込んだ。
「ソイミートバーガー専門店?」
「そう、時給もまあまあだし、いいかなって」
「えっでも僕料理とかできないよ?」
「ちょうどホールと調理、両方に募集が出てた。
やってみないか?」
僕は考えた。
僕の美貌見たさに大繁盛しちゃうかもな。
「いいじゃん、やってみよう!」
「そう来なくっちゃ!
早速面接申し込むぞ!」
そう言うと陸人はソイミートバーガー専門店の応募ページのリンクを送ってきた。
「はい!
じゃあ入力して送っといて!」
なかなか忙しくなりそうだ。




