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第32話 友達

陸人は、自分は床に布団を敷いて寝ると言ってベッドも貸してくれた。




部屋の電気を消し布団に入った陸人が口を開く。


「俺、友達なんて都市伝説かと思ってました」


「いないのか、友達?」


「…友達どころか。




 ずっと1人でした。



 

 それでも平気だと思ってました。

 

 でも友達って、いいもんですね」


「まぁ、敬語じゃなくなるまで友達じゃないけどな!」


僕は掛け布団に潜り込んだ。


「そんなぁ」




カーテンの隙間から漏れる月の光を背に僕らは眠りについた。

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