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第31話 命の恩人

今日も今日とてオオカミくんの部屋で勉強。


オオカミくんはいつも僕に勉強机を貸してくれた。


オオカミくんはダイニングの低いテーブルで床に座って勉強している。


背中越しにオオカミくんに話しかける。


「なあ、オオカミくん。」


「はい。」


「ほらもう後2週間で、なんだっけ、寺子屋だっけ…?」


「高校ですね。」


「そうだ、高校。始まるじゃないか。

 

そこでなんだが、まあ、その堅苦しい敬語と浦島さん、なんて呼び方、やめないかい?」


「いや、でも浦島さんは命の恩人で…」


「高校ではさ、友達として振る舞わなきゃいけないわけだし?

 

 まあオオカミくん、いや、陸人が嫌じゃなければ友達になってくれてもいいわけだし。」


陸人が立ち上がった音がした。


僕の方に近づいてきて肩に両手を乗せた。


振り返るとニヤついた陸人の顔があった。


「わかりました。」


「じゃあ、友達…」


「もちろんですよ!

 

 断るわけないじゃないですか。

 

 意外と可愛いとこあるんですねぇ〜。

 

 太郎ちゃ〜ん。」


「ちゃん付けは違うだろ〜。」


冗談混じりで断ると陸人は自分の机に戻っていってしまった。


「冗談冗談、太郎ちゃんでもいいぞ!」


「ほんとですか!」


陸人の顔が再び(ほど)けた。


「よし今日は2人でお泊まり会だな!」


少し、陸人との距離が縮まった気がした。


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