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第16話 目的
「そんなにこの家が気に入った?」
ならもう一緒に住んじゃおうか。
この言葉はぐっと飲み込んだ。
俺たちは2人でいろんなことを話した。
好きなことの話。
家族の話。
今まで経験してきたことの話。
自分達の価値観について。
「かぐや姫はなんのためにこの世界にやってきたの?」
かぐや姫は少し俯いた。
「それは…秘密です。」
それだけは頑なに教えてくれなかった。
第17話 初めて
日が暮れてきた。
「そろそろご飯にしないか?」
「いいですね!
お腹空きました!」
「あいにく俺はこんな状態だ。
何か作れるか?」
「…いいえ。
私今までお手伝いさんに調理を担当していただいていたので包丁も持ったことがありません。」
「そうか…。」




