第七章 新しい男の子と出会う
私は友達のマリスが誘ってくれたハロウィンパーティで、新しい男の子と出会った。彼の名前はニック・ピーターソンである。
私たちはEメールを何度か交わした。彼は私に遊びに行かないかと誘った。私はシャーンと別れていたので、いいかと思い、「もちろん」と答えた。
彼は結構カッコいい。マナーもいいし、たくさん話すし、何よりセクシーである。シャーンと同じぐらいいいところを持っていた。
私は3学期の初めにいくつかテストを受けた。通る気がしない。
ニックもしばらくEメールをくれていない。もう私に興味ないのかな。
まあシャーンがいるからいいか。もちろん、私が学校をやめてしまうと、いつまでも一緒にいてくれるか分からないけど。
私は18歳の3月に全てを失った。絶対そうだと思う。そしてどんな夢も私に元気を与えることができない。
夢も目標もない女の子。私は死ぬほどつらく感じる時がある。
サニーはフルタイムで働くようになった。彼女はもうあんまり私の家には来ない。
アリスも忙しそうで、私に電話をしてくれていない。
みんな私なしでそれぞれの人生を進んでいる。私は死にたいと思う。
生まれてこなければ良かったとまでは思わないけど、今死にたい。
私は不運だ。勉強することも働くこともできない。
私の主治医やカウンセラーも嫌いだ。
私はアホなカウンセラーに弱いと言われるのも、友達から静かと言われるのもうんざりだった。
私は何もうまくできない。
だから耐えきれない。私は何千回も終わりを経験していて、今度こそ「最後の」終わりなのではないかと思う。私はテストのために勉強もしないし、受けようとも思わない。
学校よ、さようなら。夢よ、さようなら。
泣くことで私は救われたことはない。
私は悲劇の主人公になったようである。悲劇の中でも面白いものもあるが、誰も私に関心を持たないので、私のはそこまで面白くないみたい。まあいいや。私のことを理解できるのは私だけだし、世界が私中心に回っているとでも思って生きていこう。