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怪談百物語  作者: 安城朱理
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第八十六夜 ドアノブ

 私(安城)が以前住んでいたシェアハウスでの出来事である。

 そこは全部で六部屋ある大きめの一軒家で、女性だけが住めるシェアハウスだった。住人とはリビングやダイニングを共有するため、それぞれ交流は密で同居人とは割とどんなことでも曝け出すことができる仲だった。

 ある夜のこと、私が自室で作業をしているとドアをノックする音が聞こえた。

「なに?」

 そう返事をしたが、外からは何も反応はない。様子を見にドアを開けてみたがそこには誰もいなかった。同居人のいたずらか? しかし、抱えている作業は思うように進んでおらず、そんな子供のような遊びに構っている余裕はなかった。

 リビングまで行ってそこでテレビを見ていた一人に訊いてみたが、誰も私の部屋の方には行っていないという。

 気のせいかと思いながら、再びドアを開けて部屋に戻ろうとしたときだった。

 ガタ!

 握ったドアノブが堅い。まるで何者かが部屋の中から回しているような強い抵抗を感じた。

私は思わず重たいノブからさっと手を引いた。すると、ノブはゆっくりと回転して元に戻っていった。

 意を決してドアを開け、部屋の中を見回したが、そこに誰かがいる気配はなかった。


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