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怪談百物語  作者: 安城朱理
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第六十六夜 先祖の怒り

 Aさんは数年前、それまで全く悪くなかったのに、急に肩が痛くなりだしたという。肩が上からぐっと押さえつけられているような重みが消えないので、整体に行って診てもらうと、そこの整体師の先生はAさんを見るなりこう言った。

「肩が重いでしょ」

「え、何で分かったんですか?」

 Aさんは先生に症状を伝える前に言われたため、たいそう驚いた。

 すると、先生は得意げにこう答えた。

「だって、両肩に男がふたり座ってるもん」

 先生はいわゆる〝見えるひと″として有名だった。施術に来るひとの何人かはそういう霊的なものが原因であるという。

「でも、別に悪い霊じゃないから安心しなさい。あなたあんまりお墓を大事にしてないみたいね。ご先祖様がはやく掃除に来んかと怒ってるみたい。すぐにでも綺麗にしてあげなさい」

 Aさんは言われるがまま、久しぶりに先祖のお墓参りに行くと、確かに墓石が鳥糞で汚れていた。それを綺麗に洗ってあげると、すっと肩の重みが取れたという。


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