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無、しらね〜望ミ絶ツ 〜

 午前四時だね。

 君は今も人の声を聞きたくないとばかりに耳を塞いで、夜を眠れずに過ごしてきたことが分かります。悲しみや辛さはどうしようもありません。

 僕は冬の寒さよりも冷えた息を()て付いた肺から吐き出して、窓の向こうの真っ暗な空を見ています。呼吸する度に痛む胸は()(ため)にでしょう。

 必要とされない世界から消えてしまいたいと、明日を望まずに命が絶える日を待つ心は良く(わか)り、自分が昔を目にしてる思いがあります。

 第八十四番のテーマは、韻と願祈(がんき)です。母音が同じになるように言葉を集めては、出来に不満ながらもラップ調の刻みつつ歌います。


 「君は 逃げて 現実を

  耳は 閉めて 戦慄(せんりつ)

  道は 消えて 面詰(めんきつ)

  (いき)は 知れへ 連日だ


  君は 悲しに 絶望へ

  霧は 周りに 越冬す

  (しに)は 赤きに 説得へ

  息は 高みひ 決闘だ」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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