冬、かれる〜冬ノ道ヘ 〜
午前十時だね。
君は冬の初めを迎えたこの頃に何を思いして、曇りは続きの空を見るんだと知りたく思います。心を暗くさせることがあったのか、聞きたいです。
僕は今日も思い付きから作詞をして、久し振りにラップ調の作品が出来ました。朝昼夜と歩きした道を目に映して、書き進めたものです。
苦手な寒さが厳しくなってゆくことには気分もただ下がりなれど、雪降る時を待っている自分が居るのを感じています。複雑な思いです。
第七十五番のテーマは、道です。誰かに神にと文句を言うように刻みながら、時ごとに見た聞いたものを伝えるべく歌います。
「息を ついて 呟いた 朝
外に 出れば 冷たい 風
手が 凍てり 震える 身
町は 静かな 独りの 道
腰に あてて 伸ばす 姿
君が 終わり 疲れた 声
口へ 運んだ 冷めた 物
服を 重ねて 枯れの 道
星よ 瞬きて 浮かぶ 月
僕の 願いは 考える 心
空を 流れて 示すよ 光
家へ 帰ろう 黒めの 道」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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