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冬、かれる〜森ト友ヨ②〜

 こんばんわ。

 君がこんな暗い時に森へ来てくれるなんて、珍しいと思いました。冬の夜には怖さが増して、多くの人は嫌がり避けるほどだからです。

 僕はここを守る者として、声なき声を聴きつつ歩み寄りました。泣いているのはどうして、幼げに優しく問い掛けは待つのです。

 悲しみの涙が心の穴に()まって、少しずつ(おぼ)れさせようと上がりゆく中で、何とか光を手を届かせるべく冷えた体を抱き締めました。

 第五十九番のテーマは、自然です。第三十番=森ト友ヨ①より創歌しました。初のシリーズとして、前の歌に()ぐものを(つむ)ぎました。貴方(あなた)の目に光景が映るように歌います。


 「音の無く静かな冬空に

  煌めいてくれよ星灯り

  闇を裂き僕らに色奏で

  森の友は君へと歌贈る


  雪の舞う寂しき枯庭(かれにわ)

  独り泣いている声届く

  池に沈む前にと腕(つか)

  森の友は君へと異諭(ことさと)


  樹の上へ来てごらんよ

  街の光が(まぶ)しすぎるね

  星を眺め道を示しては

  森の友が君に護石(まもり)渡す」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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