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冬、かれる〜年ヲ記ス 〜

 こんばんわ。

 君もきっと冬の訪れを肌で感じながら、火に当たっていることでしょう。窓を閉めてもどこから、冷たい息が染み込んできます。

 僕はストーブの前に座って温もり、少しずつ眠たさに堕ちていくよ。今日あったことを夢で見て、気付けば甘き日々の憶えへと帰っていました。

 写真がいっぱいのアルバムを開いて、思い出に懐かしさに浸ろうと棚から取り出すと。幼少期に描いた絵日記が落ちて、風により(めく)られます。

 第五十四番のテーマは、回想です。先の出来事で思い付くや作詞に取り掛かり、難しく考えずに良きのが書けたからと歌います。


 「赤く燃える 暖炉の前で

  今日までの 記録を(めく)

  あんなこと 泣きもした

  こんなこと 笑いもした


  オモイデを 未来に残す

  365枚の 絵日記かな


  君と過ごす 特別な(とき)

  色褪(いろあ)せない 永久(とわ)に続く

  そんなこと 怒りもした

  どんなこと 喜びもした


  オモイデを 未来に残す

  365枚の 絵日記かな


  もう一度と 振り返ろう


  あんなこと 泣きもした

  こんなこと 笑いもした

  そんなこと 怒りもした

  どんなこと 喜びもした


  オモイデを 未来に残す

  365枚の 絵日記かな」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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