無、しらね〜涙ノ悲シ 〜
こんばんわ。
君が涙するから痛みも伝わってきて、声を掛けづらくなりました。何度と泣かないでって、言葉が途切れるたびに背中を撫でてあげました。
僕は見上げると今は曇天なので、気分が晴れなさを感じています。心を分かろうとはできて、傷を引き受けることはできません。代わってあげられないのです。
大切な存在だから一緒に背負うよなんて、口にするだけじゃ助けにもならぬのです。無力さを噛み締めていて、目が潤んでしまいました。
第四百三十七番のテーマは、傷心です。相手の様子に対する思いを忘れぬために書き留めていて、作詞はラップの如くに浮かぶまま歌います。
「泣かないで、泣かないで、
君に声を掛け続けていた。
僕が傍に居て聞くからさ、
何を受けたか教えてくれ。
君が余りにも泣いていて、
僕も見てたら悲しくなる。
心の痛みさえ癒せなくて、
力の無きこと噛み締めた。
空へ上げれば曇っていて、
雨が降りそう気がしたよ。
今は枯るまで涙を流して、
弱くてもいい強くなろう。」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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