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無、しらね〜天ヘ笑エ 〜
朝方だね。
君はきっと今も眠り続けていて、時が経つと窓から差し込んだ光により目を覚ますでしょう。外は明かり無き真っ暗で、早く起きすぎました。
僕はパジャマ姿のまま庭へと静かに出てみて、日の出を迎える東の空が赤くなりゆくを見ることにします。徐々に頭が働き始めました。
先刻まで降ったようで、空気に雨の匂いがしています。振り返れば虹が掛け架けられていて、薄き橋も認めると良い日になりそう気がしました。
第四百二十五番のテーマは、天気ソングです。涙が涸れるほど泣きじゃくって、次には天を仰ごうよと伝えたいです。力に成るべく歌います。
「何時の間にか雨が止み
太陽が照らし始めたよ
虹色に染めた橋をかけ
大空を飛ぶよ鳥の群れ
元気で楽しく盛り上り
笑顔で在れば福が来る
苦しい時こそ上を見て
笑えや笑えや声たかく
今直ぐ慣れは難しとも
継続は力なりというよ
失敗も恐れなくていい
前向き考えて変ろうよ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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