秋、みのり〜夕ガ赤ク 〜
こんばんわ。
君も夕の時に家へ帰る中で、茜に染まった空を見たでしょう。白い雲も燃えるようで、藍か紫の帳とのコントラストが美しいですね。
僕は田んぼ道を歩きながら冷たい風を受けていて、顔や手が赤くなっています。黄金に輝く稲を刈り終えた日には一層と寂しくなります。
十月なのにどうして、今年を振り返るようになるのでしょう。光の暖かさや心は懐かしさを覚えて、過去を目に映していきました。
第四百番のテーマは、道路と想ふです。独り行きつつ眺めして、深む様を焼き付けました。景色を中心に紡いで、声は明るく歌います。
「秋の田の小道を一人で歩む
冷たい風が稲穂を揺らす
空見れば夕焼けが赤い雲が
光の届くまで染まっている
少しずつ少しずつ陰り帯びて
夜の帳が降ろされてゆく
私は誰かの為に何かを出来た
思えて思えると意味はある
毎日の日々の其の中で重ねて
失敗も後悔も糧にしながら
繰り返してきた壁に当たる度
越えては越えて今に繋がる」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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