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無、しらね〜雨ニ濡レ 〜
昼中だね。
君は余りの悲しさに傘を差さないで、髪や服は雨に濡れていました。人目を避け独り歩く姿は小さくて、心は今にも崩れそうでした。
僕は町と書き庭と読む中を歩いていて、耳には降り弾ける音しか聞こえません。曇天により気持ちは暗くて、目にするだけでした。
何故どうして、見付けられたのでしょう。偶然じゃない必然だと思っていて、助けを求める辛き声が足を向けさせたと考えました。
第三百九十六番のテーマは、雨と独りです。放置なぞ出来るはずがなくて、力に成れるか分かりません。側に居てあげるを歌います。
「雨に濡れて泣いている
独りぼっち泣いている
君が見てる空の色
青く染めれたなら…
見ぬ振りなんて出来ず
僕は傘持ち近づいた
少しだけでもね力にね
光に成れるのなら…
落ちてゆく涙を受けて
悲しみさえ包み込み
明日はきっとね晴れる
笑顔で居て欲しい…」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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