無、しらね〜僕ハ追ウ 〜
こんばんは。
君に会えなくなって、時は流れゆきて、夜の眠りの中に姿をみるほど恋しいです。今日は元気だろうかって、心を風に乗せ馳せました。
僕は行き帰りに町の中で、似た人を目にするや追いかけたことがあります。居る訳が無いとしながら望みの強さによりて、先に体が動きました。
背中に手を伸ばして、必死に近付こうとするも人波に呑まれてしまいます。彼女の名前を何度も叫んだけれど気付いてくれませんでした。
第三百八十五番のテーマは、夢現です。間違える恥ずかしさを経験せぬ者は居ないでしょう。諦め切れんと探すくらいの心を歌います。
「彼の頃の君を追いかけて
街の中、行く人、探した
後少しで君に届いたのに
伸ばした手の先、触れず
今も変わらず元気ですか
黒い髪、笑う顔、懐しい
友達から始め付き合って
繋ぐ手の肌の熱、憶える
僕が目で見ている空色は
君の所と同じ違うかなぁ
会いたい会いたいだけど
道はもう分かれてるんだ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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