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無、しらね〜親ヘ謝ス 〜

 こんにちは。

 君は一度は自分を生んでくれた両親に感謝したことがありますか。子供を出産するのも命がけで、女の痛みは男に分かるはずがありません。

 僕は父の顔だけ覚えがなくて、幼き日を収めたアルバムを開けば映っていないです。後に考え訊いてみて語られるまで、居ぬ訳を知らずと過ごしました。

 育児に苦労しながらも愛情を注いでくれて、聴覚に障害を持つ以外は出来ることを教えてくれました。厳しさに泣こうが心を鬼にしていました。

 第三百八十四番のテーマは、想いです。直接に伝えるのは勇気が要るので、筆を執りました。嘘や偽りの無き声よ届けって、照れつつ歌います。


 「お母さん、ありがとう

  わたしを()んでくれて

  どれほど痛かったろう

  それでも産んでくれた


  お父さん、ありがとう

  わたしに名前をくれて

  あなたの顔も知らない

  それでも感謝している


  お母さん、御免(ごめん)なさい

  ひとりで育ててくれた

  だけれど迷惑ばっかり

  それでも見ててくれた


  お母さん、忘れないよ

  わたしに教えてくれた

  あなたが流した涙さえ

  とっても大切なことを


  お母さん、大好きだよ

  わたしを愛してくれて

  あなたが作る御飯(ごはん)がね

  いっつも楽しみなんだ


  お母さん、世界で一番

  わたしも何時か成ろう

  あなたの様な優しさで

  だれかの助けと成ろう」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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