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無、しらね〜僕ハ独リ 〜
昼中だね。
君のことが嫌いじゃないんだって、初めに伝えたいです。過去のことが忘れられなくて、未来に対する恐怖により信じ切れません。
僕は青空を見上げて、清涼さや広さを目にしています。光景がどんなに綺麗なもにで、心を奪われようとも晴れやかになりはせぬのでした。
傷が深く刻まれるほどに癒え難くて、時が経ちすれども何かを切っ掛けに蘇ってしまいます。足が縫い付けられたようで、前に進めません。
第三百七十二番のテーマは、校舎です。同年代の群れから外れして、滅多に人の来ぬ所に居ました。手を掴めなくて、優しさを拒むを歌います。
「独り座ってた校舎の裏で
空を仰いでは思った
何て清らかな青色なんだ
僕は汚れてる泥の服
誰か近づいて影となれり
下を向くまま恐れた
差し出された手に気付き
少し見つめて迷った
君の優しさは嬉しいけど
僕で良いのか戸惑う
繋ぎたいけど繋げなくて
心の傷が私を縛るの」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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