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夏、はづき〜夏ヨ終エ 〜
おはよう。
君の部屋にもカレンダーはあるはずで、見れば八月が残り一行となっているでしょう。夏というい季節がいよいよ終わるを名残ました。
僕は暑さの和らぎを感じていて、昼の長さも変わりゆくを目にしてきました。自然を毎日と観察すればこそで、女心の如く空は移ろいてます。
山や森の緑が残る今に道を歩きして、田んぼに実った稲たちです。時が経つほどに映えてきて、秋の訪れを色で伝えてくるのでした。
第三百六十番のテーマは、移りです。熱が冷めゆく中で思い出に浸って、楽しかったなと呟きました。惜しむ声を去る音へと歌います。
「楽しかった夏も
騒ついてた夏も
残り少しになると
空を見るんだよね
青く晴れた夏は
赤く染まる秋に
暮れ早くとなって
烏が飛ぶのだろう
熱さ照らす夏が
別れ告げる風よ
緑が枯れてまいも
私は歩いてゆくの」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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