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無、しらね〜雲ニ乗セ 〜
午前十一時だね。
君は今どこで何を見ていて、陽の高くなる時を過ごしていますか。少しは腹が減ったことで、昼になるを待つだろうねと思いました。
僕は空を仰ぎ雲の流れ行くを眺めていて、暇さを故にのんびりと考えています。風に吹かれるそれは山の向こうへと越えてしまいました。
自分の意思で行き先を決めないで、自由に旅が出来たら楽しそうです。夢の中みたいに綿に乗って、多くの所をこの目でと思いました。
第三百五十一番のテーマは、雲です。頭に浮かぶままにって、柔らかく作りました。憧れを抱きつつ声は明るく出して、伸びやか歌います。
「雲は風に流されて
山〜海へ旅をする
行く先は解らない
街〜街へ過ぎゆく
雲よ何を見ていて
心で何を思うのか
行く先は見えない
彼の壁が隠してる
雲よ聞いておくれ
私を乗せてほしい
行く先は初めての
私が知らない場所」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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