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夏、はづき〜節ニ願オ 〜
午後九時だね。
君は五節句の一つである七夕の夜に見上げして、織姫が彦星と共に限られた時を過ごす様子を思い浮かべるでしょう。幸せそうですか。
僕は短冊に願い事を笹に結びして、誰かに読まれるを恥ずかしく思います。今年も天の川は曇天により隠されして、写真を目に映しました。
人生において、直接に拝めた記憶は無いです。山頂へ行ければ簡単だと知っていて、何時か夢が叶うように準備を進めてゆくのでした。
第三百二十九番のテーマは、七夕です。胸の中の抱きも深く心に残っていて、後に懐かしめるよう筆を取りました。出来たそれを歌います。
「七月七日の夜に
天の川をね見たいけど
空は曇りに隠されて
庭に出ても見られない
雲の上では彦星が
一年ぶりに織女と
今夜限りの時間を
共に楽しんでるのかな
願い書いた短冊を
笹に吊るし恥ずかしい
笑わないで君だって
人の事なぞ言えないよ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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