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無、しらね〜次ヘ仰グ 〜
こんにちは。
君はどうして人が来るような所じゃないのに、独りで踏み入れてしまったのでしょうか。音は静か暗く怪しきも、逃げ出さなかったのです。
僕は森の友と過ごした帰りに、泣く声が聞こえて向かうと女の子が居ました。誰かとはぐれてしまったのか、首を傾げては近くへ行きました。
感情的になり人混みの中から逃げて来たことに、無謀さは程があります。溜め息をしつつ手を延べたのは、優しさを捨てられぬからです。
第三百二十六番のテーマは、挫折です。涙が涸れるまで、泣いても良いのです。話して欲しい、力になるよと伝えたくて歌います。
「人混みの中で立ちつくし
泣いて嘆いて居るよりも
少しだけ上を見てごらん
周りの視線は気にせずに
此れから事を考えましょ
若しも大空が曇ってたら
貴方の為にと想っている
少しずつ陽が差すように
私から言葉を届けるから
苦しみさえも終わりきれ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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