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秋、みのり〜夕ガ染メ 〜
こんばんわ。
君は夕方に空を見上げて、日が完全に沈む瞬間まで眺めたことはありますか。天気が良ければ色の移ろいを観察することができます。
僕は一休みとばかりに座るや窓外へ目を向けて、美しいコントラストに魅せられました。白雲は赤く染められて、天の青と対になっていました。
自然が作り出す景色は思い付かぬ組み合わせを学ばせてくれて、今後に絵を描く時に生かそうと抱きます。芸術の面白さを改めて感じました。
第三百二十一番のテーマは、夕空です。五分ぐらいで終わってしまうので、逃さないように思います。経験を忘れぬよう書いたのを歌います。
「夕焼け空を見上げれば
夕日が雲の白塗りて
赤色青色に染められた
相対しても美しいね
影化す山を後ろにして
二色の雲が漂いする
五分も時を経ぬ頃には
紫匂ひへと暮れむつ
儚さの中に秘められた
天から僕へ贈りもの
声なき声で語りかける
暗まる迄と眺めたね」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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