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無、しらね〜歌ヲ聴ク 〜
こんにちは。
君は今でも変わらずに暮らしていて、時に思い出に浸っていることでしょう。会いたいなと想ってくれていて、嬉しさを感じました。
僕は窓から顔を出して、風の快さを受け和やかに目を閉じます。再び仰ぎ見れば曇っていて、気が重くなり溜め息をしてしまいました。
空の暗さも続きはせずに明るさが訪れることで、幸せや生きるを目にします。雨が上がって虹が掛かるようにって、言えるほどでした。
第三百十二番のテーマは、音楽です。遠くへ届けと声を高らかに出して、風に乗せてみました。伸びやかに響き渡れば良きに歌います。
「此の歌が届くように
風に音を添えていて
響き渡り伸びやかに
高く遠く流れてゆく
苦しみは何時の日か
幸せへと変わるなら
歩み進み明日へ繋ぎ
今も耳で聴いていた」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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