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秋、みのり〜雨ノ憶エ 〜
こんばんわ。
君は雨が降るのを見て、明るい気持ちになれましたか。耳に届いてるその音は頭の中で、眠りを妨げるように響いています。
僕はなかなか止まない外の様を眺め、何かをする気も起きずにモヤモヤと過ごしました。本を読んでも時はありすぎ、疲れを感じたんだ。
天気が良ければ外に出て、光を浴びながらと歩いたのにね。家の中にずっと閉じ込めて、窓さえも開けられず終わらせられました。
第三十一番のテーマは、雨です。一日が長く長く思えたことや、景色を見聞きしたことを、言葉にして歌います。
「周りの音を 掻き消して
降るは雫よ 弾け散りぬ
誰かが為と 泣き流して
曇るは心よ 淀み落ちる
前にも同じ 思い出して
悲しみ涙よ 愛し逝きぬ
君への声と 送り出して
嘆くは心よ 未だ癒えず
深きし森に 注ぎ奏でて
濡らす雨よ 染み渡りぬ
僕から歌と 舞い重ねて
届くは心よ 差し伸ばす」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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