無、しらね〜石ガ転ブ 〜
午後一時だね。
君は坂の上に座って、石を転がしたことはありますか。初めは右へ左へ優しく跳ねていて、少しずつ勢いを増すと真っ直ぐに下り行くのです。
僕はその様を静かに見て、前に読んだ本のフレーズを思い出しました。始めたなら終わりになるまで、壁へと止まらず突き進むだけです。
欲望というものは味を覚えてしまうことで、心が満たされ難く次から次へと求め続けます。行動が過激にエスカレートして、破滅に至ります。
第二百九十三番のテーマは、石です。悪事も嘘も繰り返せば大きくなって、気付いたら人が離れてるでしょう。更生を早期にと考え歌います。
「長い長い坂道を
転がり落ちてく一つの石
回り回り加速して
終わる時まで止まらない
例えばね悪いこと
嘘をつき始めてしまえば
怖いから隠しては
知られ頃には手遅れだね
事を始めした人が
ピリオドを打たない限り
膨れてく巻き込んで
何処にも居られなくなる
長い長い坂道を
転がり落ちてく一つの石
痛い思い嫌だから
誰も抑えれず逃げるだけ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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