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夏、はづき〜夏ヲ迎エ 〜
おはよう。
君の家か道の上で見る田んぼは、今どうなっているでしょう。水が張られたことにより、風が冷たく感じると思います。五月ですね。
僕は朝の内にと植える人に声を掛けては、夏の始まりを喜びました。小さき虫が飛んでいて、鼻や口に入るや出すも嫌な感じになります。
景色は草木の緑に染まり、心が落ち着くのです。好きな色だからかなと、考えてしまいます。耳を澄ませば木の葉の音が聴こえました。
第二百七十一番のテーマは、田舎です。愛犬と散歩しながら目にした今日を描きました。言葉を繰り返すことによって、楽しく歌います。
「八十八夜を過ぎてから
早苗を取り植える人よ
田中に水が張られたら
涼風の来る夏だよ夏よ
五月だから蝉は居ない
植木の道に蠅が群らる
青空が続き照らされて
小鳥も歌う夏だよ夏よ
暑くなって寒くなって
気温の移り厳しいけど
仰げば雲が浮かんでて
手翳し赤く夏だよ夏よ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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