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無、しらね〜樹ノ煌リ 〜

 おはよう。

 君はたった今に起きたばかりで、窓から差し込む光を目に覚まそうとしているでしょう。布団の上で眠さに(あらが)って、座っていませんか。

 僕は家の庭へ出て、朝の快い風を感じつつ息を大きく吸いました。空を抱えるように手を広げて、胸いっぱい喜びを満たすのです。

 裏口に回れば何年もそこに在る高き樹が見れて、毎日と二回は仰いで居ます。自然の魅力を知ったことで、観察が習慣になっていました。

 第二百六十八番のテーマは、木葉です。何時(いつ)も根に腰掛け眺め、飽きぬ訳は好きな思いだけじゃありません。生きるを覚えながら歌います。


 「何時(いつ)もと見違えた朝の庭

  風揺れる木の葉の金剛石(ダイヤモンド)

  空晴れたから嬉しそうね

  目奪うほどに(きら)めいてる


  根元へと近づいた僕の足

  頭上では鳥の声がするよ

  幹太(みきお)へと手を当ててたら

  何処(どこ)から聴こえる水の音


  時流れてゆく感じさえも

  遅々としてる気がしてた

  自分をね休ませたい時は

  身委(みゆだ)ねてくのもまた一興」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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