夏、はづき〜空モ淀ム 〜
午後五時だね。
君は雨が降り続いていて、暗さを感じていませんか。天気は晴れにならなくて、灰色の空を今日も見ました。気分がすっきりせぬのです。
僕は春の明るさを思い出して、願わずには居られません。傘を持たずに道を歩ける楽しさこそ、外へ出たいと思わせるものがあります。
音はラジオのノイズみたいで、聞き流すも耳に残ってしまいました。疲れからか眠たくなって、頭が働かなくなります。手が止まります。
第二百五十一番のテーマは、天気と心です。抱き考えたことを口にしながら繋ぎ合わせて、作りました。瞼が下がるも耐えつつ歌います。
「昨日は曇り 今日は雨ね
灰色の空しか見られない
天気は刻々と変わりゆく
何時になれば見られるか
三月に梅よ 四月に桜よ
開花してから散りまでは
太陽が眩しく照りつける
青空の広がり続いていた
明日も晴れる事はないと
欠伸しながら予報を聞く
期待は微塵も感じないで
窓硝子越しに眺めていた
確かさのない励ましなぞ
疲れて終わるだけだから
早めに片付けTVを観て
布団に潜れば眠るのみだ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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