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夏、はづき〜森ト友ヨ⑤〜

 こんにちは。

 君にとって、暑くなりゆくのは嫌なことでしょうか。汗を()き、日に焼け、体は溶けてしまうと、誰かが言っていました。服を脱げません。

 僕は昼が長くなってきたことで、明るさや楽しさを感じています。自然のあらゆる存在が生きていると、心底から思える喜びもあります。

 残念なことに梅雨の時期は本番が近付いて、散歩をしたくない日が増えました。湿々(じめじめ)するので、室温よりも高く思えます。風が欲しいです。

 第二百四十二番のテーマは、自然です。第三十番=森ト友ヨ①より創歌(そうか)しました。秋冬春に続く季節を描きました。出来に不満もあるけど歌います。


 「暑くなり汗かく夏日(なつのひ)

  楽しげに歌おう雲高く

  緑に染まりゆく山里(やまざと)

  森の友は君へと歌贈る


  雨が降り落込まないで

  寂しげに聴こる水音(みずおと)

  緑は()れ伝わらせては

  森の友は君へと物語る


  (さわ)やかに澄渡(すみわた)る青空を

  見あげて(まぶ)しい太陽よ

  緑が茂り深くなる頃に

  森の友へ君から有難(ありがと)う」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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