夏、はづき〜夏ノ近シ 〜
こんにちは。
君は今どこに居るのだろうと、青い空に目を向けながら心の文を認めます。五月の日が少しずつ迫って、昼が長くなり明るさを感じています。
僕は一本の桜の木が立つ高い丘で座り、雲一つ無い晴れに瞳を輝かせていました。視線を真上に動かせば緑の葉が風に揺られています。
気持ち良い音を耳にして、目を閉ざすと眠りに落ちそうです。鳥の鳴き声の楽しさによって、夢が映し出されるも瞬きで消えました。
第二百三十七番のテーマは、青空です。楽器はピアノを弾きつつ音符を踊らせるのです。季節が訪れを待ち切れぬと歌います。
「晴れ渡る青い空 手を伸ばして仰いだ
広く遠く続く空 陽を見て目が暗んだ
僕が立つ原の丘 桜の樹を後ろにして
頭を覆う緑の葉 白き花はさようなら
暑さ来る夏の色 前の年よりも早くて
花も虫も困り顔 温暖化の影響大だね
君は行く好む所 山か海かどっちなの
休み迎え旅の先 何が待ってるだろう
光を受け育つ草 子どもが遊ぶ姿には
汗を流し笑う声 心がうずうずとした
懐かしき昔の様 走る走るゴールへと
楽しくて夕暮時 体は重く動けないよ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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