229/455
夏、はづき〜花ハ散ル 〜
こんにちは。
君も並木の道を歩きながら見上げてみれば、桜の木の枝に緑の葉っぱが付いていることでしょう。今は小さいけど、光を受けて茂りゆきます。
僕は昨日より今日と変わる色彩を目にしつつ、初夏の美しさを感じて居ました。心底で花の季節の終わり早さを残念に思うのです。
風の暖かさや優しさが残る中で、空を仰ぎ光を身に受けました。昼が長くなり明るさによって、楽しみを抱きます。強くなってゆきます。
第二百二十九番のテーマは、花と変化です。外出して抱いたことや印象を忘れぬ内に書き留めました。映り伝わればと歌います。
「桜の花は散り終えて
緑に移る変わりゆく
風が春を告げてから
早いものだね呟いた
枝に地(槌)に芽が出でて
青い空へ伸びしゆく
燕の巣を見たならば
夏も近くなりにけり」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆




