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秋、みのり~霜ノ月ヲ ~
こんばんわ。
君は十一月の異名を調べてみたことがありますか。古語辞典を捲ってみると、五つよりもあったんだ。神楽に神帰に雪待と、聞いたことがない。
僕は白く凍て付いた田んぼの藁を見るや、作詞してみようって思ったんだ。折角の得た知識を活かせればと、使えそうなものを選びます。
日本語というものは奥が深く、現在では忘れられてしまった言葉もあるね。若者たちが新たな表現を生み続け、今日もなお増えています。
第二十二番のテーマは、十一月です。朝に夜に感じたことや行ったことを、楽器はピアノを弾きつつ歌います。
「神帰る 月を 迎えり
霜降る 朝は 冷える
雪待ち 空を 眺めて
手擦り 胸に 温むる
今歩く 道よ 吹きし
葉軽く 地へ 落ちる
手引き 袖に 隠して
声振り 姿を 好みる
家帰る 夜は 輝きて
星明る 先に 望むる
君愛し 歌を 奏でて
朝昇り 光へ 目指す」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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