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春、やよい〜今ニ茂ル 〜
おはよう。
君の街を美しく染めた桜の花は散り終えて、枝に小さな芽が出るようになりましたか。季節は春の四月も緑に移りゆきて、早さを感じます。
僕は昨日も今日も見上げて、茂りを観察するのです。太陽の光を受けて、大空へと伸びる姿には生の輝きがあります。瞳に焼き付けました。
自分が好きな夏が来ること嬉しくも、愛でたかった思いがどこかに残っています。七色の畑が不意に映され、寂しさを覚えました。
第二百十七番のテーマは、芽吹くです。最近は古語に興味を持ち、色の名を新たに学びました。成長を描き伝わるようにと歌います。
「萌黄色 芽吹きして 伸びてゆく
青い空 光を受けて 高くながら
春の風 葉が揺らり 右へ左へと
踊る歌 花は散りも 生まれゆく」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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