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春、やよい〜学ヲ終エ 〜

 おはよう。

 君も今という日を迎えたことで、別れは寂しいと思っていますか。卒業は人生の節目となるからこそ、特別な感じになります。

 僕は学校で過ごす最後の日となってなおも、普段のように制服を着たりと準備して居ました。母親と共に家を出ても、喜びが強かったです。

 式が終わるにつれて少しずつと、思い出に浸りました。後輩の言葉はこれまで以上に心へと響きました。涙を浮かべるほどです。

 第二百十番のテーマは、卒業です。朝に起きて昼に送られるまでを描きました。説明みたいになってしまうも歌います。


 「学び()()つ時を迎えした

  空も寂しいと(くも)っているね

  街は降り注ぐ雨に濡れては

  声の無き音で祝い惜しむよ


  家を出て歩く慣れてる道も

  今が(おさ)めなんだと想いする

  風の日も雪の日も通うたね

  友と語り駆けてく思い出よ


  式が始まると終わりが近く

  前と違うのは送られること

  話が長すぎて船を()いでる

  早く締めろと顔で(にら)んだよ


  昼に鳴り空は晴れ渡りして

  僕らへと照らして虹を(えが)

  舞い散る桜へ手を近づけた

  (かろ)やかに花びらは頭にへと」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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