春、やよい〜春ヲ歌ウ 〜
おはよう。
君は春になった今に喜びを感じて、心から踊りたくなりましたか。枯れ寂れし道に草が生えて、色や明るさが戻ってきました。漸くです。
僕はラララと思うがままに口吟みつつ、今のこの輝きを胸に受け止めました。雲一つ無く晴れた空の下で、花も虫も楽しそうにしています。
耳を澄ませば鳥の鳴き声がして、姿を探せば枝の上で首を傾げたりしていました。飛び回っては羽を休める楽しさに笑み浮かべました。
第百九十四番のテーマは、迎えです。遊びしメロディーに詞を当て嵌めて作りました。悠々と伸びやかに幼児を寝かすごとく歌います。
「らーらーららーららー
らーらーらー
らーらーららーららー
らーらららららー
はーるーがきーたよー
おーきーてー
かーぜーにゆーられー
せーのびをしたー
とーりーがうーたうー
たーかーくー
はーなーがひーらくー
きーれいないろー
あーおーいそーらでー
うーかーぶ
しーろーいくーもはー
どーこまでゆくー
ぼーくーもうーれしー
おーどーるー
あーたーたかーいねー
ひーなたぼっこー
うーたーをうーたおー
かーなーでー
たーのーしいーゆめー
いーつまでもねー」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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