表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/455

冬、かれる~冬ノ語リ ~

 おはよう。

 君は寒い冬が好きだって、前に教えてくれたよね。理由を聞くと、重ね着すれば耐えられるけれど、暑さは脱いでも汗をくからでした。

 僕は寒いのが嫌いで、鼻水が出たり頭痛がしたりするんだ。基本的に用が無い時は家にもりて、外に行きたがらないほどです。

 散歩をいられたり雪を除ける時には厚着して、かめのように首を守りつつ働くんだ。元気さはどこへ、大変さばかりで、め息をしました。

 第十九番のテーマは、道です。夕方から翌朝の間に自分が見た景色や感じたことを、声喩せいゆで表現するなどして歌います。


 「枯木かれきにひゅるる 北風よ

  落葉おちばがひらひら 足元へ

  家路はさむざむ 早歩き

  暖炉でほのぼの 声笑い


  夜更にしんしん 白雪よ

  朝餉あさげもひえびえ みの虫と

  家発ついそいそ 外寒し

  厚着でざくざく 靴沈む


  子供がきゃきゃ 玉作り

  僕もところころ 窯倉かまくら

  上積みよいしょ 顔嬉し

  持寄もちよてわいわい 冬語る」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ